2017年5月2日火曜日

18年 巨人vs阪神 8回戦


8月16日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 巨人 36勝17敗2分 0.679 藤本英雄
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪神 25勝24敗5分 0.510 若林忠志

勝利投手 藤本英雄 23勝6敗
敗戦投手 若林忠志 15勝9敗

三塁打 (巨)小暮

勝利打点 なし


藤本英雄、4試合連続完封

 第一試合で名古屋が勝ったため、夏季優勝に向けて巨人も負けられなくなった。日程の関係で5日間試合がなく、3試合連続完封を続けている藤本英雄が中5日で先発する。

 巨人打線は阪神先発・若林忠志の巧投に手こずった。初回、二死後小暮力三が右中間に三塁打を放つが、青田昇は左飛に倒れる。2回、一死後藤本が中前打を放つが、多田文久三の遊ゴロで藤本は二封、小池繁雄の三ゴロで多田が二封されて無得点。3回、先頭の坂本茂が三塁線にセーフティバントを決めると呉昌征の打席で二塁に盗塁を試みるが、キャッチャー田中義雄からの送球に刺されてタッチアウト、呉も三邪飛、白石敏男も一ゴロに倒れる。


 巨人は4回~6回は三者凡退。7回、先頭の小暮が中前打、青田が投前に送りバントを試みるが、若林が二塁に送球して小暮は二封、青田の盗塁は又もキャッチャー田中に阻まれる。


 藤本は粘りのピッチングで阪神打線を寄せ付けない。2回、一死後門前真佐人が左前打を放ち二盗を決めるが、田中の当りはレフトライナー、若林が死球で二死一二塁とするが野口昇は遊ゴロに倒れる。3回は先頭の武智修が右前打で出塁、トップに返り山口政信が送って一死二塁とするが、塚本博睦は右飛、藤村冨美男は二飛に抑えられて無得点。4回以降も8回まで毎回ヒットか四球で走者を出すが無得点。


 巨人は9回、一死後呉が四球で歩くと二盗に成功、白石が中前打を放って一死一三塁、小暮が四球を選んで一死満塁、阪神はここでセカンドを戦場から帰ってきたばかりのの藤村から守備の巧い乾国雄に交代、青田の遊ゴロでショート武智がバックホームして三走呉は本封、中島治康の二ゴロをセカンド乾が一塁に悪送球、三走白石に続いて二走小暮もホームに還って2-0とする。阪神は守備交代が裏目に出た。


 藤本英雄は9回裏の阪神を3連続中飛の三者凡退に抑え、3安打5四球1死球2三振で4試合連続完封、23勝目をあげる。夏季リーグ戦に入ってコントロールが安定してきた藤本はこの日はコントロールに苦しんだ。中5日と登板間隔が空いたため、肩が軽過ぎたことが原因かもしれない。


 多田文久三が4つの盗塁を刺して藤本を助けた。田中義雄も2つの盗塁を刺しており、両キャッチャーが合計6つの盗塁を刺したことになる。両チームで唯一盗塁を成功させたのは呉昌征のみであった。呉は、5月2日の阪神戦で盗塁を失敗した以降、25回連続盗塁を成功させている。


 明日の甲子園は第一試合が阪神vs名古屋戦で第二試合が巨人vs朝日戦。第一試合で名古屋が勝つと巨人の夏季優勝はお預けとなり、第二試合の朝日戦に勝たなければならない。名古屋は夏季最終日となる明後日の阪神戦に連勝することが優勝の条件となるので、明日は石丸進一を休ませて一か八かの連勝狙いで来るであろう。巨人は藤本英雄の連投で夏季優勝を決めに来るのではないか。



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