2017年5月14日日曜日

コメント返し


「tarou919」様よりコメント欄から質問をいただいておりますので、こちらから回答させていただきます。

「下記の投手について何かわかる事はないでしょうか?」

浅岡三郎投手
繁里栄投手
高橋敏投手
政野岩夫投手
石原繁三投手
吉江英四郎投手
野口明投手


 浅岡三郎は軟投派だったようですが、野口二郎と比較される立場にあったので、球が遅かった訳ではなかった可能性もあります。

 繁里栄は読売新聞に「重い球質」という記事が見られます。


 高橋敏はスコアカードを追っていって分かる通り、戦前では森弘太郎と並ぶコントロールの良さが武器です。


 政野岩夫は読売新聞に「アンダーハンドでシンカーを持っている」という記載があります。


 石原繁三については、遠野中学に転向後、岩手県高校野球史に「石原事件」として名を残しています。父親の仕事の関係で埼玉県川越中学から岩手県遠野中学に転向してきた石原は、福岡中学との対戦で、福岡側から「転校間もない石原繁三に出場資格は無い」と抗議を受けて出場できませんでした。この時福岡中学の選手だった小田野柏のコメントが「岩手県立福岡高等学校 野球部創部100周年史 陣場台熱球録」に残されています。「後年プロ野球で見た石原投手は球も速く、弱小球団の中で孤軍奮闘という感じだった。」


 吉江英四郎は、下の写真を見るとオーバーハンドだったようです。


 野口明は中京商業時代は強肩のキャッチャーで、小さなテイクバックからキレの良いストレートとドロップを投げていたようです。なお、野口明に関しては今年の夏にちょっとした話題がありますのでお楽しみに。



*吉江英四郎のベースボールカード。






1 件のコメント:

  1. ちょっと付記させていただきます。
    浅岡三郎は、横手投げから浮き沈みする球を得意とし、鈴木惣太郎は「あせればあせる程飛球を打ち揚げて凡退せしめられという奇怪な投手である」と評しています。同僚の尾茂田叶によると小山正明(阪神、ロッテ、大洋)に似たタイプだったそうです。
    繁里栄は、球質の重いストレートとシュート一本槍の投手で、佐伯中(現・佐伯鶴城高)時代は相手のバットを全てへし折ったこともあるそうです。また、柔道二段の腕前に加え、相撲でも全国大会に出場した経験があります。
    高橋敏は、上手、横手、下手と投げ分け、ストレートと外角に落ちるカーブ(アウトドロップ)に威力がありました。戦後は実業団で打者として活躍した通り、リストの利いた打撃も良く、島田商時代は「打つ機械」と呼ばれていたそうです。
    石原繁三は、横手投げの速球投手で、荒れ球の持ち主でした。遠野中に転校して間もない頃は、石原の荒れ球を満足に捕れる選手がおらず、ストライクゾーンと同じ大きさの穴をあけた畳を用いて制球力を向上したと伝えられています。

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