2016年12月24日土曜日

18年 巨人vs南海 6回戦


7月9日 (金) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 2 5 0 0 7 巨人 22勝15敗2分 0.595 藤本英雄
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 南海 16勝22敗1分 0.421 別所昭 長沼要男

勝利投手 藤本英雄 12勝5敗
敗戦投手 別所昭    11勝10敗

二塁打 (巨)藤本 
三塁打 (巨)小暮

勝利打点 多田文久三 2


藤本英雄、2回以降をパーフェクト

 南海は初回、二死後中野正雄が四球から二盗に成功、堀井数男の左前打で二死一三塁、別所昭が四球を選んで二死満塁、八木進が押出し四球を選んで1点を先制する。

 5回まで南海先発の別所に2安打無得点に抑えられれてきた巨人は6回、先頭の小暮力三が四球を選んで出塁、青田昇の二ゴロをセカンド加藤喜作がエラーして無死一三塁、青田が二盗を決めて無死二三塁、伊藤健太郎が中前に同点タイムリーを放って1-1、多田文久三の二ゴロの間に三走青田が還って2-1と逆転する。


 巨人は7回、先頭の坂本茂が左前打から二盗に成功、呉昌征の二ゴロをセカンド加藤が又もやエラー、二走坂本は三塁ベースを蹴ってホームに駆け込み3-1、呉が二盗を決め、キャッチャー八木からの送球が悪送球となり、バックアップのセンター猪子利男もエラーして呉は一気にホームに還り4-1、白石敏男が中前打を放って出塁、小暮が右中間に三塁打を放ち5-1、青田がセンター右にタイムリーを放って6-1、伊藤は遊ゴロ併殺に倒れて二死無走者、多田が四球で出塁、藤本英雄が左中間に二塁打を放って多田が還り7-1として試合を決める。


 初回に1安打3四球で1点を失った藤本は、2回以降一人の走者も出さずパーフェクトピッチング。


 藤本英雄は1安打3四球3三振の完投で12勝目をあげる。


 藤本が日本初の完全試合を達成するのは戦後のこととなるが、この試合では2回以降の8イニングをパーフェクトに抑えた。藤本にとって「パーフェクトゲーム」のリハーサルとなる試合であった。


 南海はベテラン加藤喜作の2つのエラーが痛かった。



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