2016年11月7日月曜日

18年 南海vs名古屋 6回戦


7月1日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0  南海 15勝20敗1分 0.429 丸山二三雄 長沼要男 鈴木芳太郎
3 0 0 3 1 1 2 1 X 11 名軍 20勝13敗3分 0.606 森井茂


勝利投手 森井茂        4勝3敗
敗戦投手 丸山二三雄 1勝8敗

二塁打 (南)堀井、別所 (名)石丸兄、金山、藤原
三塁打 (名)藤原
本塁打 (名)古川 1号、小鶴 1号

勝利打点 吉田猪佐喜 5

猛打賞 (名)石丸藤吉 1、藤原鉄之助(4安打) 2、金山次郎 1


藤原鉄之助4安打

 名古屋打線が南海投手陣を粉砕した。

 名古屋は初回、先頭の石丸藤吉がいきなり左中間に二塁打、古川清蔵は四球を選び、小鶴誠の右前打で無死満塁、吉田猪佐喜は浅い右飛に倒れるが、加藤正二がストレートの押出し四球を選んで1点を先制、芳賀直一は捕邪飛に倒れて二死満塁、藤原鉄之助が中前に2点タイムリーを放って3-0とする。藤原は一塁ベースを回って一二塁間で「8-1-3」の送球にタッチアウト、2点目のホームインをアシストする走塁を見せた。


 名古屋は4回、先頭の藤原が右前打で出塁、金山次郎がレフト線に二塁打を放って無死二三塁、森井茂はセカンドライナーに倒れるが、トップに返り石丸藤吉が左前に2点タイムリーを放ち5-0、石丸も一塁を回ってタッチアウトとなったが、こちらは「7-2-4」と渡っているので2点目のアシストではなく、バックホームの隙を突いて二塁を狙ったがアウトとなる判断ミスであった。二死無走者となったが、古川清蔵がレフトスタンドにホームランを叩き込んで6-0とする。この後、小鶴誠四球、吉田は死球、加藤も四球で二死満塁とするが、芳賀は右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。


 南海先発の丸山二三雄は4回で降板し、5回から二番手の長沼要男がマウンドに上がる。


 名古屋は5回、先頭の藤原が右中間に三塁打、金山が左前にタイムリーを放って7-0とする。続く森井の左飛に一走金山が飛び出しており、レフト堀井数男からファースト中野正雄に送球されてダブルプレー。


 名古屋は6回、古川、小鶴が連続四球、吉田の三ゴロで小鶴が二封されるが、加藤が死球を受けて一死満塁、芳賀は捕邪飛に倒れて二死満塁、藤原がストレートの押出し四球を選んで8-0とする。


 名古屋は7回、一死後石丸藤吉が左前打、古川は三飛に倒れるが、小鶴がレフトスタンドにツーランホームランを叩き込んで10-0とする。


 南海は8回から三番手として鈴木芳太郎がマウンドに上がる。


 名古屋は8回、藤原がこの日4安打目となる二塁打を左越えに放ち、金山の左前打で無死一三塁、森井は浅い右飛に倒れて一死一三塁となるが、石丸藤吉の打席でダブルスチールを決めて11-0とする。


 森井茂は6安打1四球4三振で南海打線を完封、森井のスローカーブはリードを奪った展開となると威力を増す。今季の森井の4勝は全て完封勝利である。


 前節2試合連続決勝打で週間MVPを獲得した藤原鉄之助が5打席4打数4安打1四球、3得点3打点、二塁打1本、三塁打1本に加えて、本盗まで記録する活躍を見せた。


 石丸藤吉と金山次郎も猛打賞、古川清蔵と小鶴誠もマルチヒットを記録し、名古屋は11安打2本塁打9四球2死球で11得点、残塁も13個であった。猛打ばかりが目立つが、暴走気味とも見える好走塁も多く見られた。



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