2016年11月23日水曜日

18年 名古屋vs巨人 7回戦


7月4日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 2 0 0 0 1 0 0 5 名軍 21勝13敗3分 0.618 石丸進一
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 巨人 21勝14敗2分 0.600 中村政美 川畑博

勝利投手 石丸進一 6勝3敗
敗戦投手 中村政美 1勝3敗

二塁打 (名)加藤、吉田

勝利打点 なし


名古屋、首位に躍り出る

 現在3連敗中の巨人に対して、5連勝中の名古屋が首位巨人に0.5ゲーム差と迫って迎えた首位攻防戦。

 名古屋は初回、先頭の石丸藤吉から古川清蔵、小鶴誠と3連続四球で無死満塁、巨人ベンチはここで早くも先発の中村政美を下げて川畑博をマウンドに送り、吉田猪佐喜の遊ゴロ併殺の間に三走石丸藤吉が還って1点を先制、この場面の1点は致し方なく巨人の継投策は成功かに見えたが、加藤正二が左中間に二塁打を放って2-0とする。この一打は大きかった。


 巨人は1回裏、先頭の呉昌征が左前打で出塁、白石敏男が四球を選んで無死一二塁、中島治康監督が送りバントを決めて一死二三塁、これは消極的過ぎた。チームの状態が悪いとこういう悪循環が生まれる。青田昇ののゴロの間に三走呉が還って1-2とするが、小暮力三は左飛に倒れてこの回1点止まり。


 名古屋は3回、先頭の古川が左前打で出塁、小鶴誠が四球を選んで無死一二塁、吉田は中飛に倒れるが、加藤が左前にタイムリーを放ち3-1、芳賀直一の三ゴロで二走小鶴がアウトとなり一死一二塁、藤原鉄之助が左前にタイムリーを放って4-1と突き放す。


 名古屋は7回、先頭の古川の三ゴロをサード小池繁雄が一塁に悪送球、古川が二盗を決め、小鶴は三ゴロに倒れるが、吉田が左越えに二塁打を放ち5-1として試合を決める。


 巨人打線は2回と5回に2安打を放つが無得点、その他のイニングは無安打であった。2点を先行された1回裏無死一二塁での中島治康監督の送りバントが、巨人不振のを象徴している。須田博の病気による戦線離脱による影響も大きいが。


 石丸進一は5安打3四球3三振の完投で6勝目をあげる。


 この試合の決勝点は併殺の間の生還によるもので勝利打点は記録されないが、2本のタイムリーを放った加藤正二が「真の殊勲者」であった。


 6連勝の名古屋が4連敗の巨人を抜いて首位に躍り出た。巨人の後ろには、阪神が1ゲーム差で迫っている。



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