2016年10月25日火曜日

ど先っぽ


 8回の中田の逆転二塁打は「ど先っぽ」、ハーフライナーが失速してレフト前に落ちてレフトが後逸。レフトから見ると、右打者の打球は出所が見ずらいので、一瞬いい当たりに見えたのがスタートが遅れた理由でしょう。

 一般に、レフトの守備では左バッターの打球は切れていくので難しいと誤解されていますが、ライトから見る右打者と、レフトから見る左打者はバットの出所と打球の当り所が見易いので、捕り易い打球となります。逆に、レフトから見る右打者の打球は、バットの出所と打球の当り所が見ずらいので捕りずらい打球となる上に、「ど先っぽ」で打球が失速すると目測を誤りやすい。左打者のキレてくる打球くらい、プロのレフトなら難しくはないですよ。


 ネクストバッターズサークルで下を向き、目の前で大谷が敬遠されるシーンを見ずに集中していた姿は多くの方が目撃したのではないでしょうか。ヒーローインタビューはサヨナラ打の大谷に持っていかれましたが、中田の意地で日ハムが地獄の底から這い上がってきました。



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