2016年9月4日日曜日

18年 大和vs巨人 5回戦


6月19日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 7 0 0 3 0 0 2 0 13 大和 13勝15敗1分 0.464 石田光彦
0 1 0 0 0 0 1 0 1  3  巨人 17勝10敗2分 0.630 中村政美 沢村栄治 田村幹雄

勝利投手 石田光彦 4勝2敗
敗戦投手 沢村栄治 0勝2敗

二塁打 (和)石田2
三塁打 (和)鈴木 (巨)青田、小暮
本塁打 (巨)伊藤 2号

勝利打点 高橋吉雄 1

猛打賞 (巨)青田昇 1


大和、夏季開幕戦を快勝

 夏季リーグ開幕戦は大和が石田光彦、巨人が中村政美の先発。

 巨人は須田博が体調を崩してしばらく投げられない。大和は四番に高橋吉雄、五番に岡田福吉の帰還兵を起用して戦力に厚みを増した。


 大和は初回、先頭の呉新亨がストレートの四球で出塁すると二盗に成功、木村孝平は三振、金子裕の右飛で二走呉新亨がタッチアップから三進、新四番・高橋吉雄が中前にタイムリーを放って1点を先制、岡田福吉も左前打、苅田久徳が四球を選んで二死満塁とするが、鈴木秀雄は一飛に倒れて1点止まり。


 大和は2回、先頭の石田光彦が右中間に二塁打、渡辺絢吾がストレートの四球を選んで無死一二塁、巨人ベンチはここで先発の中村をあきらめ沢村栄治を投入するが、トップに返り呉新亨は四球で無死満塁、木村の左前タイムリーで2-0、金子も右前にタイムリーを放ち3-0、高橋もレフト線に2点タイムリーを放って5-0、一走金子も三塁に向かうがレフト青田昇からの返球に刺されて一死二塁、高橋の記録はシングルヒット、岡田が四球を選んで一死一二塁、苅田が三塁線にバントヒットを決めて一死満塁、鈴木が右中間に走者一掃の三塁打を放って8-0とする。二度目の登板では良化が見られた沢村もこの日は通用せず、巨人ベンチは沢村をベンチに下げてプロ入り初登板の田村幹雄をマウンドに送り、石田は投ゴロ、渡辺は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。


 巨人は2回裏、一死後青田が右中間に三塁打、永沢富士雄の二ゴロの間に青田が還って1-8とする。


 大和は5回、渡辺、呉新亨が連続四球、木村の遊ゴロで呉が二封され、木村が二盗を決めて一死二三塁、金子が四球を選んで一死満塁、田村がワイルドピッチを犯して三走渡辺が生還し9-1、高橋が四球を選んで再度一死満塁、岡田の左前タイムリーで10-1、苅田の中犠飛で11-1とする。
 巨人は7回裏、7回の守備からライトに入った伊藤健太郎がレフトスタンドにホームランを叩き込んで2-11とする。


 大和は8回、先頭の苅田が四球で出塁、鈴木の二ゴロでランナーが入れ替わり、田村の2つ目の暴投で鈴木は二進、石田がこの日2本目の二塁打を右中間に放って12-2、渡辺に代わる代打小松原博喜の三ゴロをサード小池繁雄が一塁に悪送球する間に二走石田が還って13-2と突き放す。


 巨人は9回裏、先頭の小暮力三が右中間に三塁打、青田の中前タイムリーを1点を返すが、夏季開幕戦を大敗する。


 石田光彦は7安打3四球2三振の完投で4勝目、打っても二塁打2本を放つ活躍であった。


 大和は今季全球団で初の二ケタ得点であった。

 大和の一番に起用された呉新亨が4打席連続四球を記録した。呉新亨は昭和19年に大和解散のため巨人に移籍して盗塁王となる。戦後も巨人で活躍を続け、昭和23年に登録名は「呉元敝」、昭和24年から「萩原寛」となる。引退後も1980年までパリーグ審判を勤め、約40年間プロ野球に関わることとなる。


 巨人は戦前巨人で投げた投手として最も有名な沢村栄治と最も無名の田村幹雄との継投となった。




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