2016年8月20日土曜日

18年 南海vs大和 4回戦


5月30日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 南海 12勝15敗1分 0.444 別所昭
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 大和 12勝14敗1分 0.462 小松原博喜 畑福俊英

勝利投手 別所昭        9勝9敗
敗戦投手 小松原博喜 0勝1敗

二塁打 (南)別所、長谷川

勝利打点 堀井数男 1


別所昭、今度は1安打完投勝利

 春季最終戦となる南海は5月26日の前回登板でノーヒットノーランをやった別所昭が先発、大和は今季初登板となる小松原博喜が先発する。

 南海は初回、先頭の猪子利男が四球で出塁すると二盗に成功、岡村俊昭が死球を受けて無死一二塁、中野正雄の遊ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、堀井数男の遊ゴロの間に三走猪子が還って1点を先制、別所昭が中越えに二塁打を放って2-0とする。


 南海は2回、先頭の長谷川善三がレフト線に二塁打、鈴木芳太郎は三振、加藤喜作の投ゴロで二走長谷川が三塁に走るとピッチャー小松原が三塁に送球してタッチアウト、トップに返り猪子は四球、岡村もストレートの四球を選んで二死満塁、大和ベンチはここで先発の小松原から畑福俊英にスイッチ、中野は左飛に倒れて無得点。


 1回、2回と三者凡退に終わった大和は3回、先頭の鈴木秀雄が四球を選んで出塁、吉水幸夫が送って一死二塁、渡辺絢吾が右前にタイムリーを放って1-2とする。


 3回に1安打で1点を失った別所は、4回以降大和打線を無安打に抑え、1安打3四球4三振1失点の完投で9勝目をマークする。18イニングスで被安打1となる。3回にタイムリーを打たれていなければ2試合連続無安打無得点であった。米国大リーグでは1938年6月11日と15日に、ジョニー・ヴァンダー・ミーアが2試合連続無安打無得点を達成しているが、日本のプロ野球ではまだ達成されていない。


 別所の2試合連続無安打無得点を阻んだのが、好調が続く渡辺絢吾であった。この男、まだ何かやりそうである。




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