2016年8月26日金曜日

102年ぶり


 いよいよ1914年以来、102年ぶりの快挙が近づいてきました。

 今季の両リーグのMVP最有力候補はア・リーグがヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベ、ナ・リーグがワシントン・ナショナルズのダニエル・マーフィーであるところは衆目の一致するところでしょう。


 アルトゥーベもマーフィーも二塁手ですが、両リーグのMVPが二塁手となると、1914年のア・リーグがエディ・コリンズ(フィラデルフィア・アスレチックス)、ナ・リーグがジョニー・エバース(ボストン・ブレーブス)以来、102年ぶりのこととなります(当時はチャルマーズ賞でした)。


 そもそも、一塁手以外の内野手同士のMVPは、1914年エディ・コリンズ(四)とジョニー・エバース(四)、1925年ロジャー・ペッキンポー(六)とロジャース・ホーンスビー(四)、1959年ネリー・フォックス(四)とアーニー・バンクス(六)、1964年ブルックス・ロビンソン(五)とケン・ボイヤー(五)、1980年ジョージ・ブレット(五)とマイク・シュミット(五)、1991年カル・リプケン・ジュニア(六)とテリーペンデルトン(五)、2007年アレックス・ロドリゲス(五)とジミー・ロリンズ(六)しかありません。


 因みにキャッチャー同士は1951年と1955年にヨギ・ベラとロイ・キャンパネラがやっています。


 エディ・コリンズは「タイカップ自伝」によるとタイ・カッブが史上最高の二塁手に選出しており、ジョニー・エバースはシカゴ・カブス時代にショートのジョー・ティンカー、ファーストのフランク・チャンスと史上最高の併殺トリオを組んだ「Tinker to Evers to Chance」で有名です。


*独自の調査結果ですので、間違っている場合はご容赦ください(笑)。





0 件のコメント:

コメントを投稿