2016年7月5日火曜日

18年 名古屋vs南海 3回戦


5月12日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 1 0 0 0 0 0 0  0   1   1  3 名軍 12勝6敗1分 石丸進一
0 0 0 0 0 0 0 0 1  0   1   0  2 南海 8勝11敗 別所昭

勝利投手 石丸進一 4勝1敗
敗戦投手 別所昭     5勝7敗

二塁打 (名)石丸藤 (南)長谷川

勝利打点 桝嘉一 1

猛打賞 (名)岩本章 2


12回、代打桝嘉一が決勝打

 名古屋は3回、一死後石丸藤吉がストレートの四球で出塁、岩本章の左前打で石丸は三塁に進み、レフト岡村俊昭からの三塁送球が悪送球となる間に打者走者の岩本も二塁に進んで一死二三塁、古川清蔵はワンツーから捕邪飛を打ち上げるが、キャッチャー八木進が落球してエラーが記録され、生き返った古川の三ゴロで三走石丸藤吉がホームに突っ込むがサード鈴木芳太郎からのバックホームにタッチアウト、二死一三塁となって一走古川がディレードスチール、ピッチャー別所昭が一塁に送球すると三走岩本がスタートを切り、ファースト中野正雄がホームに送球するがセーフ、古川は一塁に戻っており、岩本に単独本盗が記録されて1点を先制する。

 南海先発の別所昭は4回以降、ヒットを許しながら無失点に抑え、9回まで8安打ながら1失点で味方の反撃を待つ。


 名古屋先発の石丸進一は初回は三者凡退。2回、セカンド石丸藤吉とサード芳賀直一のエラーがあったが無失点で切り抜ける。その後も走者を出しながら3回と6回は併殺で切り抜け、8回まで2安打2四球無失点。


 南海は9回裏、先頭の長谷川善三が右中間に二塁打を放ち一打同点のチャンス到来、岡村が一塁線に送りバントを決めて一死三塁、堀井数男の三塁線内野安打で1-1の同点に追い付き、試合は延長戦に突入する。


 名古屋は10回表、二死後芳賀が右前打で出塁するが、藤原鉄之助はレフトライナーに倒れる。
 南海は10回裏、二死後鈴木が四球で出塁、加藤喜作が左前打を放って二死一二塁、しかしトップに返り猪子利男は二ゴロに倒れて無得点。


 名古屋は11回表、二死後石丸藤吉がライト線に二塁打、岩本の三塁線ヒットで石丸が還り2-1と勝ち越す。


 南海は11回裏、先頭の長谷川の当りは遊ゴロ、しかしこれをショート金山次郎がエラーして無死一塁、岡村の一ゴロの間に長谷川の代走平井猪三郎は二進、堀井の遊ゴロの間に平井は三進して二死三塁、別所は歩かされて二死一三塁、このところいい所で打っている中野が中前に同点タイムリーを放って2-2と追い付く。


 名古屋は12回表、先頭の小鶴誠がストレートの四球で出塁、吉田猪佐喜が送りバントを決めて一死二塁、芳賀の投ゴロに二走小鶴が飛び出し二三塁間で挟殺プレー、小鶴は「1-5-6-1」と渡ってタッチアウトとなるが、巧く時間を稼いで打者走者の芳賀は二塁に達して二死二塁、ここで藤原に代わる代打桝嘉一は二遊間にヒットを放ち、二走芳賀が還って3-2と再度勝ち越す。


 南海は12回裏、鈴木は右飛、加藤は二ゴロ、猪子は投ゴロに倒れて反撃ならず、名古屋が接戦を制す。


 石丸進一は12回を6安打4四球2三振に抑えて完投、4勝目をあげる。


 別所昭も12回を12安打5四球4三振で完投した。この日の後楽園は第二試合も南海vs名古屋4回戦が行われるダブルヘッダーとなる。



 12回表の名古屋の攻撃、二三塁間に挟まれながら時間を稼いで打者走者の芳賀直一を二塁に進めた小鶴誠の粘りが桝嘉一の決勝打を呼び寄せた。




0 件のコメント:

コメントを投稿