2016年4月9日土曜日

18年 阪神vs南海 2回戦


4月15日 (木) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪神 3勝3敗 0.500 三輪八郎 渡辺誠太郎
0 1 0 2 5 0 0 0 X 8 南海 3勝2敗 0.600 清水秀雄
 
勝利投手 清水秀雄 2勝1敗
敗戦投手 三輪八郎 2勝2敗

二塁打 (神)野口昇 (南)加藤2、長谷川

勝利打点 加藤喜作 1

猛打賞 (南)加藤喜作(4安打) 1



加藤喜作が4安打!

 阪神は三輪八郎、南海は清水秀雄、両サウスポーの先発。

 南海は2回、先頭の清水が四球を選んで出塁、八木進は左飛に倒れるが中野が四球を選んで一死一二塁、平井猪三郎は三振に倒れるが、加藤喜作が左中間に二塁打を放って1点を先制する。

 南海は4回、一死後平井が四球を選んで出塁、加藤が三塁に内野安打、トップに返り猪子利男の投ゴロで加藤が二封されて二死一三塁、ここで重盗を敢行、戦場から復帰して昭和14年以来の登場となる平井が本盗を決めて2-0、長谷川善三の右中間二塁打で3-0とする。

 阪神は5回から先発の三輪八郎に代えて渡辺誠太郎をマウンドに送るが、火に油を注ぐ結果となった。

 南海は5回、先頭の別所昭の遊ゴロをショート野口昇が一塁に悪送球、清水が四球、八木の三前バントが内野安打となって無死満塁、中野が左前に2点タイムリーを放って5-0、平井が送りバントを決めて一死二三塁、加藤のレフト線二塁打で7-0、トップに返り猪子が三塁内野安打から二盗を決めて一死二三塁、長谷川の三ゴロの間に三走加藤が還って8-0として試合を決める。


 清水秀雄は5安打4四球8三振の力投で今季初完封、2勝目をあげる。


 平井猪三郎は4月11日の阪急戦で4年ぶりに復帰、本日が帰還後初のスタメン登場となって本盗と送りバントを決める渋い活躍を見せた。


 加藤喜作が4打数4安打3打点、二塁打2本を記録。様々な形で日本球界に寄与することとなる加藤にとっては小さな出来事かもしれないが、プロ野球選手時代の加藤喜作の記録としては特別のものであったと推察される。



*加藤喜作は4打数4安打3打点、二塁打2本を記録した。戦前最高の遊撃手とも言われる加藤もセカンドを守っている。




 

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