2016年4月23日土曜日

18年 南海vs大和 1回戦


4月20日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 3 0 0 1 0 0 6 南海 6勝2敗 0.750 別所昭
0 0 0 0 0 0 3 0 0 3 大和 3勝4敗1分 0.429 片山栄次

勝利投手 別所昭     4勝1敗
敗戦投手 片山栄次 2勝3敗

二塁打 (南)八木

勝利打点 なし


別所昭、4日間で3完投

 南海は2日連続完封のルーキー別所昭が中一日で3連投、大和は片山栄次で応戦。片山は昭和11年に大東京に入団して応召、昭和18年の今季7年ぶりにプロ野球の舞台に戻ってきて大和のエースとなっている。

 南海は初回、先頭の猪子利男が四球で出塁するが、長谷川善三の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 大和1回裏、先頭の木村孝平がストレートの四球で出塁するが、苅田久徳の送りバントはピッチャーへの小フライとなって一走木村は帰れずダブルプレー。

 南海は2回、先頭の四番別所が中前打、八木進のレフト線二塁打で無死二三塁、鈴木芳太郎の三ゴロをサード大塚鶴雄が一塁に悪送球して三走別所が生還、1点を先制する。無死二三塁から中野正雄は三ゴロに倒れ、堀井数男が四球を選んで一死満塁、加藤喜作の三ゴロをサード大塚がバックホームするがセーフ、野選が記録されて三走八木が還り2-0とする。

 南海は4回、先頭の鈴木が中前打、中野の遊ゴロをショート木村が二塁に悪送球して無死一三塁、堀井の中前タイムリーで3-0、一走中野は二塁に進み、堀井が二盗を決めて一死二三塁、加藤が中前にタイムリーを放って4-0、トップに返り猪子も左前にタイムリーを放ち5-0とリードを広げる。

 南海は7回、先頭の岡村俊昭が一塁に内野安打、別所がレフト線ヒット、八木進も左前打を放って無死満塁、鈴木は二飛に倒れるが、中野の二ゴロの間に三走岡村が還って6-0とダメ押す。

 大和は7回裏、先頭の大塚が左前打で出塁、金子裕が四球を選んで無死一二塁、呉新亨は三振、小松原博喜の投ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、鈴木秀雄がセンター右に2点タイムリーを放って2-6、続く片山も右前打、ライト堀井からの三塁送球が高く逸れる悪送球となって一走鈴木秀雄が一気にホームに還り3-6と反撃するが時すでに遅し。

 別所昭は8回、9回を無失点に抑え、5安打3四球3三振の完投で今季早くも4勝目をあげてハーラートップに躍り出た。

 別所は4日間で3完投うち2完封、とんでもない投手が出てきた。


 

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