2016年1月18日月曜日

17年 大和vs南海 15回戦


11月7日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 大和 26勝62敗10分 0.295 石原繁三
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 49勝50敗 0.495 清水秀雄

勝利投手 石原繁三 19勝24敗
敗戦投手 清水秀雄   4勝1敗

勝利打点 小松原博喜 5

ファインプレー賞 (和)小松原博喜 1


石原繁三投守に活躍、小松原博喜攻守に活躍

 ここまで今季の完封負け試合数は阪急が断トツの21、次いで名古屋が17、朝日が16、大和が14、大洋が12、南海と阪神が10試合、巨人が7試合となっている。

 大和先発の石原繁三は、巨人に次いで完封しにくい南海を2安打完封に抑え込んだ。

 大和は初回、一死後木村孝平が四球で出塁すると二盗に成功、木下政文の三ゴロの間に木村は三進、小松原博喜がレフト線にタイムリーを放って1点を先制する。これが決勝点となった。

 石原はこのスミ一を守り抜いた。初回、先頭の柳鶴震の遊ゴロをショート山田潔がエラー、猪子利男に送られて一死二塁と一打同点のピンチを迎えるが、岡村俊昭を投ゴロに打ち取り、飛び出した二走柳を二三塁間で挟殺、この間に打者走者の岡村は二塁に進み、岩本義行を歩かせて二死一二塁、国久松一を投ゴロに打ち取り踏ん張った。

 前半は3回を除いて毎回走者を出すが無失点で切り抜ける。5回は先頭の八木進にストレートの四球を与え、長谷川善三にバントヒットを決められて無死一二塁のピンチとするが、トップに返り柳の送りバントは投飛となって一死一二塁、猪子を投ゴロ併殺に打ち取る。

 石原は5回までに投前送りバントを1個捌き、投ゴロが4個、投直と投飛が一個ずつあり、5回にして7補殺2刺殺を記録する。投手の守備記録としては稀有のものではないでしょうか。

 石原は8回、一死後柳の遊ゴロを名手山田がこの日2個目のエラー、猪子を遊飛に打ち取るが、岡村にストレートの四球を与えて二死一二塁、ここで岩本の左飛をレフト小松原が逆シングルでキャッチするファインプレーを見せてピンチを救われた。


 6回以降を無安打に抑えた石原繁三は、2安打4四球無三振で今季6度目の完封、19勝目をあげる。11月に入って3勝無敗2完封と絶好調である。


 南海先発の清水秀雄も9回を完投して2安打2四球8三振1失点の力投であったが、戦場から復帰後初の敗戦投手となった。


 石原は2安打完封と6回までに7補殺2刺殺を記録して投守に活躍、小松原博喜は決勝タイムリーと逆シングルファインプレーを見せて攻守に活躍を見せた。


 

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