2016年1月10日日曜日

17年 朝日vs大和 12回戦


11月4日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 1 0 0 0 2 朝日 44勝48敗6分 0.478 内藤幸三 林安夫
1 0 3 0 0 0 0 0 X 4 大和 25勝62敗10分 0.287 石原繁三
 
勝利投手 石原繁三 18勝24敗
敗戦投手 内藤幸三   5勝9敗

二塁打 (朝)林 (大)苅田

勝利打点 苅田久徳 2

猛打賞 (和)木村孝平 5


苅田久徳、決勝二塁打

 朝日は初回、先頭の坪内道則が左前打で出塁、続く酒沢政夫は「1-4-3」で二塁はセーフ、一塁アウト。ピッチャー石原繁三を襲った酒沢の当りを石原が弾いてセカンド苅田久徳がカバーしたか、エンドランが掛かっていて「1-4-3」と転送されたが二塁はセーフとなったか。岩田次男の遊ゴロで二走坪内は三進、しかし浅原直人は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。

 大和は1回裏、先頭の山田潔が四球を選んで出塁、木村孝平の右前打で無死一三塁、ここはエンドランが掛かっていたか、木村が二盗を決めて無死二三塁、木下政文は三振に倒れて一死二三塁、金子裕の遊ゴロの間に三走山田が還って1点を先制する。

 朝日は3回、先頭の大島渡が中前打、トップに返り坪内が送って一死二塁、酒沢は一邪飛に倒れるが、岩田はストレートの四球で二死一二塁、浅原が左前に同点タイムリーを放って1-1の同点に追い付く。

 大和は3回裏、先頭の木村がレフト線にヒット、木下は右飛に倒れるが、小松原博喜が左前打を放って一死一二塁、金子の遊ゴロで小松原は二封されて二死一三塁、苅田がレフト線に二塁打を放って2-1と勝越し、渡辺絢吾は四球を選んで二死満塁、石原がストレートの押出し四球を選んで3-1、杉江文二も押出し四球を選んで4-1とする。

 朝日は5回から先発の内藤幸三に代えて林安夫をマウンドに送る。

 朝日は6回、先頭の岩田が左前打、浅原の投ゴロで岩田は二封、林が左中間に二塁打を放って2-4とする。

 石原繁三は7安打2四球6三振の完投で18勝目をあげる。


 木村孝平が5打数3安打で今季5度目の猛打賞を記録した。戦前終期の内野手では最強打者の一人である。木村は昭和18年を最後応召し、戦死することとなる。




 

0 件のコメント:

コメントを投稿