2016年1月10日日曜日

巨人の打数全部「3」(但し代走1人あり)



 昭和17年11月3日、野口二郎は巨人打線を2安打2四球に抑えながら1失点で敗戦投手になりました。


 この試合で巨人打線は10人が出場して先発の9人が全員「3打数」。7回に伊藤健太郎の代走に出た青田昇には打席が回りませんでした。

 巨人は後攻で1対0で勝ちましたので8回で攻撃終了。ヒットは呉波と坂本茂の2本、四球は一番呉波と二番白石敏男が1個ずつ、失策による走者が1人。併殺が1個と得点が1点なので、総打数は「3×8+2+2+1-1-1=27」となります。

 ポイントは四球を選んだのが一番打者と二番打者だったことで、この試合で4打席回ったのは一番の呉と二番の白石だけだったのですが、この二人が「4打席3打数」で、他の7人は「3打席3打数」、代走からレフトに入って打席が回らなかった青田は「0打席」でした。


 負け試合では可能性があるかもしれませんが勝ち試合では珍しいでしょう。完全試合をやられて負けると全打順「3打数」になりますが、完全試合をやられる時は大抵代打が出ますので「全員3打数」は考えにくい。
 





*「備考」欄の3行目に「巨人の打数全部3。(但し代走1人あり)」と書かれています。










*巨人は代走の青田昇を除いて先発全員が「3打数」であった。








 

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