2015年12月31日木曜日

17年 巨人vs南海 14回戦


11月2日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 3 0 2 0 0 2 0 9 巨人 67勝27敗4分 0.713 藤本英雄
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 南海 48勝49敗 0.495 神田武夫 石田光彦

勝利投手 藤本英雄   8勝0敗
敗戦投手 神田武夫 24勝19敗

二塁打 (巨)多田
三塁打 (巨)坂本

勝利打点 なし

猛打賞 (巨)白石敏男 5


南海守備陣乱れる

 巨人は昨日、二位大洋に13ゲーム差を付けて今季通算での優勝を決めた。

 この日は藤本英雄と神田武夫の先発で午後0時28分に開始されたが、気の抜けた凡戦となった。

 巨人は初回、先頭の呉波が一塁に内野安打、白石敏男の右前打で無死一三塁、楠安夫が四球を選んで無死満塁、中島治康の三ゴロをサード柳鶴震が本塁に送球するが低く逸れて悪送球、三走呉に続いて二走白石も生還して2点を先制する。中島には打点は記録されていないので、呉の生還が決勝点となったが勝利打点は記録されない。

 巨人は3回、先頭の白石が三塁に内野安打、楠の中前打で無死一二塁、中島の中飛で二走白石がタッチアップから三塁に進んで一死一三塁、青田昇の三ゴロでサード柳は三走白石にタッチに行ったがセーフ、野選が記録されて一死満塁、小暮力三の中犠飛で3-0、バックホームの間に二走楠と一走青田も進塁して二死二三塁、坂本茂の遊ゴロをショート長谷川善三が一塁に低投する間に三走楠が還り4-0、青田は三塁に進み、ファースト中野正雄が三塁に送球するがこれが高く逸れて青田も生還、5-0とする。

 南海先発の神田武夫はここで降板、3回を5失点ながら自責点は1であった。

 代わった石田光彦が4回を三者凡退に抑えたが巨人は5回、一死後中島の当りは遊ゴロ、これをショート長谷川がエラー、3回裏の守備から青田に代わってレフトに入っている林清一が左前打を放ち一死一二塁、小暮は三振に倒れて二死一二塁、ここで坂本が右越えに三塁打を放って7-0とする。

 南海は6回、先頭の猪子利男がストレートの四球、岡村俊昭がセンター右にヒットを放って無死一二塁、岩本義行の中飛で二人の走者がタッチアップから進塁して一死二三塁、国久松一は三振に倒れるが、中野の中前タイムリーで1点返して1-7とする。

 巨人は8回、先頭の小池繁雄が四球で出塁、藤本の一ゴロをファースト中野がエラーして無死一二塁、トップに返り呉は左飛に倒れて一死一二塁、続く白石の記録は一ゴロでアウトとなっているが、スコアカードの記載では二走小池と一走藤本に進塁が記録されておらず二死一二塁、ここは記載ミスで二死二三塁の可能性がありますが実況中継を続けます。楠に代わる代打多田文久三が左中間に二塁打を放って二者還り9-1とする。

 藤本英雄は7安打2四球6三振の完投でプロ入り以来無傷の8連勝を飾ったが、手を抜いていたようだ。


 南海の敗因は内野陣が記録した5失策にあることは明白。神田と石田は合計9失点であったが自責点は合計3に過ぎなかった。


 何とも締まらないゲームであったが、巨人3回の攻撃で一死満塁から小暮の中犠飛で二走楠と一走青田も進塁した走塁だけは光った。



 

0 件のコメント:

コメントを投稿