2015年11月1日日曜日

17年 朝日vs阪急 14回戦


10月13日 (火) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 2 3 朝日 38勝44敗6分 0.463 林安夫
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 阪急 43勝41敗5分 0.512 森弘太郎

勝利投手 林安夫     24勝19敗
敗戦投手 森弘太郎 18勝16敗

勝利打点 内藤幸三 3


内藤幸三、代打決勝タイムリー

 朝日は4回、先頭の岩田次男が三塁に内野安打、浅原が中前打で岩田は三塁に進み、浅原が二盗に成功して無死二三塁、広田修三が四球を選んで無死満塁と絶好の先制チャンス、ところが林安夫は三振、大島渡も三振、斉藤忠二は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。朝日は5回から7回は三者凡退に抑えられた。

 阪急は4回裏、二死後山下好一がピッチャー強襲ヒット、黒田健吾の右前打をライト浅原直人が後逸する間に一走山下好一が長駆ホームに還り1点を先制する。

 朝日は8回、先頭の酒沢政夫が中前打で出塁、トップに返り坪内道則の投前送りバントはピッチャー森が素早く処理して酒沢は二封、原秀雄の二ゴロの間に坪内が二進して二死二塁、岩田が左前に同点タイムリーを放って1-1と追い付く。

 阪急は8回裏、一死後西村正夫が四球で出塁すると二盗に成功、フランク山田伝も四球を選んで一死一二塁、上田藤夫の一ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、しかし山下好一は中飛に倒れて勝ち越すチャンスを逸す。

 朝日は9回、一死後広田が三塁に内野安打、林の三ゴロをサード黒田がエラーして一死一二塁、阪急ベンチはここでレフトを山下好一から小田野柏に交代、大島に代わる代打内藤幸三が右中間にタイムリーを放ち二走広田が生還して2-1と勝越し、一走林も三塁に進み、センター山田からの返球が高く逸れて白球がバックネットまで転々とする間に三塁に進んでいた林もホームに還り3-1とする。当時はまだピッチャーがバックアップに入る習慣が確立されていなかったようだ。

 阪急は9回裏、先頭の黒田がレフト線にヒットを放つが二塁を欲張り、この回からレフトに入っていた内藤からの二塁送球にタッチアウト、この時点で万事休した。

 林安夫は5安打3四球1三振、自責点ゼロの完投で24勝目をあげる。


 阪急守備陣は8回までノーエラーであったが、9回に黒田健吾、フランク山田伝と二人の名手が犯したエラーで自滅した。


 9回に代打に出て決勝打を放った内藤幸三は、その裏レフトに入って黒田を二塁に刺す活躍を見せた。本職の投手としては秋季リーグ戦に入って快投を続けて9月・10月の月間MVPを受賞、打と守でも好調朝日を引っ張っている。
 


 

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