2015年10月9日金曜日

17年 大和vs南海 13回戦


10月6日 (火) 中百舌鳥

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 0 3 0 0 0 0  0  3 大和 22勝53敗9分 0.293 畑福俊英
3 0 0 0 0 0 0 0 1X 4 南海 42勝42敗 0.500 神田武夫

勝利投手 神田武夫 23勝15敗
敗戦投手 畑福俊英   3勝12敗

二塁打 (南)岡村、猪子
三塁打 (南)岡村

勝利打点 猪子利男 5

猛打賞 (南)岡村俊昭 3


神田武夫、完投で23勝目

 南海は初回、先頭の柳鶴震が中前打で出塁、猪子利男が送って一死二塁、岡村俊昭の中前打で一死一三塁、岩本義行がレフトに先制タイムリーを放って1-0、岡村は三塁に進み、岩本が二盗を決めて一死二三塁、国久松一の投ゴロで三走岡村が飛び出し三本間に挟まれる。この間に二走岩本は三塁に進み、岡村は「1-5-2C」の雪隠詰めでタッチアウト、中野正雄が四球を選んで二死満塁、神田武夫がレフト線に2点タイムリーを放ちこの回3点を先制する。

 南海戦発の神田は立ち上がり快調なピッチングを見せて3回までパーフェクトピッチング。

 大和は4回、一死後木村孝平が中前打、金子裕も右前打で続いて一死一二塁、木下政文はストレートの四球で一死満塁、小松原博喜が中前に2点タイムリーを放ち2-3、センター岩本が打球処理を誤り一死二三塁、鈴木秀雄が同点スクイズを決めて3-3と追い付く。

 神田は5回、6回とヒットを許すが終盤立ち直り7回以降は無安打ピッチング。

 南海は9回裏、一死後長谷川善三が中前打で出塁、トップに返り柳が左前打で続いて一死一二塁、ここで猪子が左越えにサヨナラ二塁打を放って試合を決める。


 4回に突然乱れた神田武夫は胸の病の影響でしょう。後半立て直し、5安打1四球3三振の完投で23勝目をあげて林安夫に並ぶ。打っても2打点の活躍を見せた。


 サヨナラヒットを放った猪子利男は戦後、函館太洋倶楽部に入り、昭和24年、25年の都市対抗に出場して活躍することとなる。その後も函館に住み続けて太洋倶楽部の発展に貢献し、函館太洋倶楽部初代OB会長に就任することとなる。


 

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