2015年8月22日土曜日

17年 大和vs南海 11回戦


9月20日 (日) 横浜公園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 大和 19勝48敗8分 0.284 畑福俊英
0 0 1 0 1 0 0 0 X 2 南海 37勝38敗 0.493 神田武夫

勝利投手 神田武夫 20勝15敗
敗戦投手 畑福俊英   2勝10敗

二塁打 (南)岡本、猪子

勝利打点 国久松一 2


神田武夫、渾身の投球で20勝到達

 19勝に到達したのは神田武夫が8月5日、林安夫は8月10日、広瀬習一は8月11日。

 広瀬は8月14日に20勝到達、林も9月16日に20勝到達、神田は未だ19勝である。

 その神田が渾身の投球で20勝に到達した。


 神田は初回、山田潔を投飛、木村孝平を三ゴロ、玉腰忠義を遊飛に打ち取り波に乗った。

 2回、四番・金子裕を投ゴロ、木下政文を三ゴロ、小松原博喜を二ゴロに打ち取る。3回、杉江文二を左飛、宗宮房之助の遊ゴロはショート柳鶴震がエラー、畑福俊英を三振に打ち取るが、トップに返り山田に四球を与えて二死一二塁、ここは木村を遊飛に抑えてここまで無安打無得点。

 4回、玉腰を中飛、金子を右飛、木下を遊ゴロに打ち取る。5回、小松原を二ゴロ、杉江に代わる代打谷義夫を遊ゴロ、宗宮に代わる代打富松信彦を中飛に打ち取る。6回、畑福を三ゴロに打ち取るが、トップに返り山田に四球を与える。しかし木村の三ゴロで畑福を二封、玉腰を遊飛に打ち取り依然無安打無得点。

 7回、先頭の金子にストレートの四球、木下にもストレートの四球を与えて無死一二塁のピンチ、しかし小松原を遊ゴロ併殺に打ち取り二死三塁、谷義夫を遊ゴロに打ち取りこの回も無失点。8回、富松を二ゴロ、畑福を三振、トップに返り山田も三振に打ち取りノーヒットノーランが見えてきた。


 南海は3回、先頭の荒木正の打球は三ゴロ、これをサード宗宮が一塁に悪送球して打者走者の荒木は二塁に進み、トップに返り好調・柳の左前打で無死一三塁、猪子利男は三振に倒れて一死一三塁、国久松一の遊ゴロの間に三走荒木が還って1点を先制する。

 南海は5回、先頭の猪子が左中間に二塁打、国久は捕邪飛に倒れるが、岡村俊昭の一ゴロの間に二走猪子は三進、中野正雄の左前タイムリーで1点を追加して2-0とする。結果的にこの1点が効いた。

 8回まで無安打無得点を続けてきた神田は9回、先頭の木村に左前打を打たれて夢は潰える。この一打で気落ちしたのか続く玉腰にも右前打を許して無死一二塁、金子の二ゴロで玉腰を二封して一死一三塁、木下の左犠飛で三走木村が生還して1-2と1点差に迫られ、小松原に中前打を許して二死一二塁とするが、最後は谷を二ゴロに打ち取り完投で20勝に到達する。


 神田武夫は3安打4四球3三振1失点、8回まで無安打に抑える渾身のピッチングであった。





*神田武夫は8回まで無安打ピッチング。










*神田武夫に抑え込まれた大和打線。





 

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