2015年6月7日日曜日

17年 南海vs名古屋 10回戦


7月29日 (水) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 1 0 0 2 南海     33勝28敗 0.541 徳島忠彦 神田武夫
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 22勝38敗2分 0.367 石丸進一 河村章

勝利投手 神田武夫 18勝12敗
敗戦投手 石丸進一   9勝11敗

二塁打 (南)中野

勝利打点 中野正雄 2


徳島-神田の完封リレー

 南海は2回、先頭の岩本義行が四球で出塁、岡村俊昭は中飛に倒れて一死一塁、続く中村金次の打席で岩本が二盗に成功して一死二塁、次のプレーはスコアカードに「5-4-6-1A」で打者走者の中村がタッチアウトと記載されている。中村の三ゴロをサード芳賀直一が二走岩本の離塁が大きいと判断して二塁に送球、岩本は二三塁間に挟まれるが打者走者の中村が一塁ベースを回ったところでセカンドの石丸藤吉から転送された白球を握っていたショート木村進一が一塁に送球、ベースカバーのピッチャー石丸進一が中村にタッチしてアウト。ファーストの飯塚誠は挟殺プレーに参加するため二塁ベースに向かったようで、そこに気付いて一塁ベースカバーに入った石丸進一のファインプレーであった。岩本は二塁に戻って二死二塁、徳島忠彦が四球を選んで二死一二塁、しかし八木進は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は3回、二死後柳鶴震が三塁内野安打から二盗に成功、北原昇の三塁内野安打で二死一三塁とするが、岩本は左飛に倒れて無得点。

 名古屋は3回裏、一死後芳賀直一がピッチャー強襲ヒット、トップに返り石丸藤吉もピッチャーを強襲して一死一二塁、南海ベンチはここで先発の徳島から神田武夫にスイッチ、続く桝嘉一の打席で芳賀が三盗に成功して一死一三塁、桝のカウントツーツーの時、今度は重盗を敢行、キャッチャー八木は低く送球してピッチャー神田がカット、三走芳賀はホームを窺っており神田は三塁に送球、「2-1-5-2」と転送されてタッチアウト、芳賀には盗塁失敗が記録された。この間に一走石丸藤吉は三塁に進んで二死三塁、しかし桝は二ゴロに倒れて無得点。

 南海は6回、一死後岩本の左飛をレフト吉田猪佐喜が落球、岩本がこの日2個目の二盗を決めて一死二塁、岡村が四球を選んで一死一二塁、5回の守備から中村に代わってファーストに入っている中野正雄が左中間に二塁打を放って1点を先制する。

 南海は7回、一死後国久松一が二遊間に内野安打、柳の投ゴロが進塁打となって二死二塁、北原が左前にタイムリーを放ち2-0と突き放す。


 南海二番手の神田武夫は6回3分の2を投げて4安打1四球3三振無失点、18勝目をあげる。この時期の神田には既に完投できる体力がなく、徳島忠彦との継投による完封であった。



 

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