2015年5月15日金曜日

17年 阪急vs名古屋 9回戦


7月20日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 阪急     27勝24敗2分 0.529 森弘太郎
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 名古屋 20勝35敗1分 0.364 河村章

勝利投手 森弘太郎 13勝8敗
敗戦投手 河村章      4勝11敗

二塁打 (名)吉田

勝利打点 なし


エラー合戦

 名古屋は初回、先頭の石丸藤吉は三ゴロ、続く岩本章の遊ゴロをショート中村栄がエラー、しかし本田親喜の二ゴロで岩本は二封、吉田猪佐喜の遊ゴロで本田も二封されてスリーアウトチェンジ。

 名古屋は2回、先頭の古川清蔵が左前打で出塁、飯塚誠の三ゴロをサード黒田健吾が二塁に送球するがセカンド上田藤夫が落球して無死一二塁、河村章の右前打で無死満塁、芳賀直一の遊ゴロをショート中村が2つ目のエラー、この間に三走古川が還って1点を先制、芳賀には打点は記録されていない。続く木村進一の三ゴロは「5-2-3」と渡ってダブルプレー、トップに返り石丸藤吉は二飛に倒れて追加点はならず。

 阪急は4回、先頭のフランク山田伝が左前打で出塁、上田が送って一死二塁、黒田は投ゴロに倒れるが森田定雄は四球、小田野柏も四球を選んで二死満塁、続く池田久之の遊ゴロをショート木村がエラーする間に三走山田に続いて二走森田も還って2-1と逆転する。

 名古屋は6回、先頭の吉田が左中間を抜き二塁を回って三塁に向かうが「8-6-5」と転送されてタッチアウト、ショート中村は2個のエラーを帳消しにする中継プレーを見せた。続く古川は四球を選んで出塁、飯塚が左前打、河村は右飛に倒れて二死一二塁、ダブルスチールを決めて二死二三塁、続く芳賀直一の投ゴロは「1-5-3」で一塁アウト、ピッチャー森弘太郎が弾いた打球が偶然サード黒田の前に転がり、「黒田のアリ地獄」が一塁に送球してアウトにしたと見るべきでしょうか。

 名古屋は9回裏、一死後河村が四球を選んで出塁、芳賀に代わる代打西沢道夫の三ゴロをサード黒田が二塁に送球するがセーフ、野選が記録されて一死一二塁、木村に代わる代打山下実代理監督の一ゴロの間に二者進塁して二死二三塁と一打サヨナラのチャンス、しかしトップに返り石丸藤吉は三振に倒れて試合終了。

 森弘太郎は6安打3四球と走者を出しながら名古屋の9残塁に助けられて完投、珍しく5三振を奪う力投で13勝目をあげる。


 両チームの得点は全てエラー絡みのものであった。




 

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