2015年5月12日火曜日

17年 巨人vs南海 9回戦


7月19日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 1 3 1 0 0 0 8 巨人 37勝16敗1分 0.698 広瀬習一
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 30勝24敗 0.556 神田武夫 徳島忠彦 石田光彦 長谷川善三

勝利投手 広瀬習一 16勝6敗
敗戦投手 神田武夫 15勝11敗

二塁打 (巨)水原

勝利打点 伊藤健太郎 5


広瀬習一、今季7度目の完封

 巨人は広瀬習一、南海は神田武夫が先発。両者による対決はこれが最後となる。

 巨人は初回、一死後水原茂が四球を選んで出塁、中島治康は右飛に倒れるが川上哲治が左前打、白石敏男がストレートの四球を選んで二死満塁、しかし楠安夫は右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は1回裏、一死後猪子利男がストレートの四球で出塁、北原昇の捕ゴロをキャッチャー楠がダッシュよく飛び出し猪子を二封、北原の二盗も楠が刺してスリーアウトチェンジ。楠の2つの補殺がこの後効いてくる。

 南海は2回、先頭の岩本義行の遊ゴロをショート白石がエラー、岡村俊昭は中飛に倒れるが中村金次が中前打を放って一死一二塁、神田の二ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、しかし八木進は三振に倒れる。広瀬は序盤のピンチを凌いで、この後調子に乗る。

 巨人は3回、先頭の中島が二遊間に内野安打、川上の一ゴロで中島は二進、白石は三振に倒れるが楠が四球を選んで二死一二塁、伊藤健太郎が左前に先制タイムリーを放って1-0、坂本茂の遊ゴロをショート猪子がエラーして二死満塁、広瀬が右前に2点タイムリーを放って3-0とする。

 巨人は4回、先頭の中島が三前にセーフティバントを決めて出塁、川上は中前打、白石が送って一死二三塁、楠が四球を選んで一死満塁、伊藤は遊飛に倒れるが、坂本が中前タイムリーを放って4-0、二走川上も三塁ベースを蹴ってホームに向かうがセンター岩本からのバックホームにタッチアウト。

 南海は5回から先発の神田に代えて徳島忠彦をマウンドに送るが火に油を注ぐ結果となった。

 巨人は5回、二死後水原がピッチャー強襲ヒット、中島、川上が連続四球で二死満塁、白石の中前打で川上が生還して5-0、二走中島も返球の隙を突いてホームインして6-0、エラーが付くほどでもないが白石は1打点、楠が四球を選んで再度二死満塁、南海ベンチはここで徳島から三番手の石田光彦にスイッチ、伊藤が押出し四球を選んで7-0と突き放す。

 巨人は6回、一死後呉波が四球で出塁、水原のレフト線二塁打で一死二三塁、中島の右犠飛で8-0として試合を決める。


 広瀬習一は南海打線を2回の中村金次の中前打1本に抑え、3四球2三振で今季7度目の安封、16勝目をあげる。1安打完封は今季3度目となる。藤本定義監督は南海戦に広瀬を先発させて明日の朝日戦に中尾輝三をぶつける。一見、広瀬を上位球団にぶつけてきたように見えるが、お伝えしてきたとおり南海は調子を崩してきており朝日は調子をあげてきている。矢張り、藤本監督は中尾をエースとして扱っている。



 

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