2015年5月6日水曜日

三冠への道 2015 その2



 4月の月間MVPが発表されました。


 ナ・リーグ打撃部門は当ブログの予想通りエイドリアン・ゴンザレスが受賞。ロケットスタートから終盤若干バテ気味ではありましたが逃げ切りました。圧倒的な逃げ脚はサイレンススズカかエリモジョージか。パドレス時代は本拠地ペトコ・パークが打者不利な球場で数字が上がりにくくタイトルには無縁でしたが、今年はチャンスかもしれません。


 ア・リーグ打撃部門はアダム・ジョーンズ有利と見られていましたが、当ブログの予想通りネルソン・クルーズが受賞しました。安定した成績のジョーンズよりも、突出した本塁打のクルーズに得票が集まった結果です。机の上で数字を眺めているだけではこのような的確な予想はできないでしょう。日々の画像チェックに基づき、記者心理を読んでいくことが肝要です。


 ナ・リーグ投手部門は当ブログの予想通りゲリット・コールが受賞しています。現在、世界で最も勢いのあるボールを投げるこの若者にご注目ください。当ブログは、このままサイ・ヤング賞まで突っ走ると予想しています。


 ア・リーグ投手部門はヒューストン・アストロズのダラス・カイケルが受賞しました。カイケルは防御率こそ0.73でしたが奪三振が22個と少なかったため、防御率0.84、37奪三振のクリス・アーチャーと予想しましたが外れました。当ブログは投手部門では奪三振を最も重視していますのでこのハズレは致し方のないところでしょう。


 「Keuchel」は「カイケル」なのか、日本語表記に悩まされます。現地放送を聞いていると、筆者の耳には「カイクル」と聞こえます。1971年に日米野球で来日した「Cuellar」も「キューラー」と書かれたりしますが「クエイヤー」と表記するのが一般的です。因みにクエイヤーによって「スクリューボール」が日本に伝来しましたが、カイケルのチェンジアップは「スクリューボール」のような落ち方をしています。


 カイケルに票が集まった最大の理由はヒューストン・アストロズの躍進にあります。万年最下位候補のアストロズは5月5日現在18勝9敗で西地区断然トップ、ア・リーグ最高勝率の快進撃を続けています。アストロズ躍進の理由は・・・下の画像をご覧ください。チームの状態がいいと、こういうプレーも生まれます。


*Springer slams into wall  最初CMが流れる場合がありますが我慢して見てください。

http://m.mlb.com/video/topic/11493214/v103159383/must-c-catch-springer-crashes-into-wall-secures-out/?cid=hou




 

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