2015年4月11日土曜日

17年 南海vs大洋 8回戦


7月10日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 29勝18敗 0.617 川崎徳次
0 0 0 2 0 0 0 0 X 2 大洋 26勝16敗3分 0.619 野口二郎

勝利投手 野口二郎 17勝8敗
敗戦投手 川崎徳次   9勝7敗

二塁打 (大)野口明、野口二郎

勝利打点 野口明 2


野口兄弟が二塁打

 南海は川崎徳次、大洋は野口二郎、両投手の先発で午後3時11分、島秀之助主審の右手が上がりプレイボール。

 大洋は初回、一死後濃人渉が三塁に内野安打、しかし浅岡三郎のサードライナーに濃人が帰れず「5-3」と渡ってダブルプレー、ここは「打走法」であったのか。「打走法」の場合、どんなにいい当たりであってもライナーは禁物で、ゴロを転がさなければならない。

 大洋は4回、一死後濃人がレフト線にヒット、浅岡が死球を受けて一死一二塁、野口明がカウントツースリーから右越えに二塁打、スタートを切っていた二者が還って2点を先制する。この場面は翌日の読売新聞に「打走法敢行」と書かれているのでヒットエンドランがかかっていた。カウントから考えても当然の策でしょう。

 大洋は7回、一死後野口二郎が左中間に二塁打を放ち追加点のチャンスを迎えるが村松長太郎は右飛、山川喜作は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。


 野口二郎は兄・野口明が叩き出した2点を守り抜き、3安打1四球6三振の力投で今季8度目の完封、17勝目をあげる。野口兄弟は共に二塁打を放つ活躍を見せた。 


 大洋はシーズン通算成績で南海を抜いて二位に浮上。南海は7月に入って川崎と神田で4連敗、これは苦しくなってきた。





*野口二郎は今季8度目の完封で17勝目をマークする。






 

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