2015年3月5日木曜日

17年 大洋vs南海 7回戦


6月20日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 大洋 22勝14敗3分 0.611 野口二郎
0 0 0 0 0 1 0 0 X 1 南海 26勝13敗 0.667 川崎徳次

勝利投手 川崎徳次   8勝5敗
敗戦投手 野口二郎 13勝7敗

三塁打 (南)国久

勝利打点 猪子利男 4


3安打の南海が1安打の大洋を破る

 南海は大洋先発野口二郎の前に5回まで4度の三者凡退、無安打1四球無得点に抑えられる。

 南海は6回、先頭の国久松一が右中間にチーム初ヒットとなる三塁打、猪子利男の二ゴロで国久がホームに突っ込み、セカンド山川喜作がバックホームするがセーフ、南海が1点を先制する。大洋は苅田久徳が抜けたのが痛い。

 南海先発の川崎徳次は快調なピッチング、3回一死後山川に左前打を打たれたのみ、7回以降は大洋打線を三者凡退に抑え、1安打3四球7三振で今季3度目の完封、8勝目をあげる。


 本日の後楽園球場は第一試合で黒鷲が巨人の中尾輝三-川畑博のリレーに1安打完封され、第二試合では川崎徳次が大洋を1安打完封に抑えたのである。

 川崎は6月13日の巨人戦に続いて二試合連続完封勝利。その前の登板は春季の5月21の日朝日戦で、この時は2回以降無失点に抑えており、ここまで26イニングス連続無失点を継続中である。


 勝った南海も野口二郎の前に3安打に抑えられた。この試合の勝利打点は内野ゴロ野選で打点をあげた猪子利男に記録されたが、真の殊勲者は三塁打を放って猪子の内野ゴロ野選で生還した国久松一であった。但し、このケースでは猪子が内野ゴロであったから殊勲者にあらずと断定できるかどうかは判断が難しい。無死三塁でスクイズのサインも出ず、相手は野口二郎である。猪子のセンスであれば、ここは最低内野ゴロで三走を還そうと意図したと考えるのが妥当であろう。であれば、猪子の野選を誘った内野ゴロは立派な殊勲打なのである。内野ゴロによる得点を、十把一絡げに「殊勲打にあらず」と判断する愚は犯すべきではない。その内容を吟味するべきである。




 

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