2015年3月21日土曜日

17年 朝日vs巨人 7回戦


6月29日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 1 0 0 0 1 0 0 0 4 朝日 19勝23敗2分 0.452 斉藤忠二 福士勇
1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 巨人 29勝13敗1分 0.690 広瀬習一 須田博 中尾輝三

勝利投手 福士勇       6勝4敗
敗戦投手 広瀬習一 12勝5敗

二塁打 (朝)坪内、岩田 (巨)須田
三塁打 (巨)坂本

勝利打点 鬼頭政一 4


朝日、苦手広瀬を攻略

 朝日はここまで対巨人戦の成績は1勝5敗、特に広瀬習一には0勝3敗で3つとも完封負けを喫している。本日も巨人の先発は広瀬習一、どうなることやら。

 朝日は初回、先頭の坪内道則がライト線に二塁打、五味芳夫の右前打で無死一三塁、鬼頭政一の右犠飛で1点を先制、広瀬のクロスファイヤーを右打ちにより攻略した。広田修三は左飛に倒れるが、伊勢川真澄のレフト線ヒットで一走五味が三塁に進み二死一三塁、伊勢川がディレードスチールで一二塁間に挟まれる隙を突いて三走五味が還って2-0とする。伊勢川は五味のホームイン後にタッチアウトとなったため、五味に本盗は記録されない。

 巨人は1回裏、先頭の呉波が四球を選んで出塁、小池繁雄は三振に倒れるが、楠安夫が四球を選んで一死一二塁、川上哲治のカウントがツーボールナッシングとなったところで朝日竹内愛一監督は先発の斉藤忠二から福士勇にスイッチ、福士もボールを2球続けて川上は四球、与四球は斉藤に記録される。中島治康の左犠飛で1-2、白石敏男は左飛に倒れて同点はならず。

 朝日は2回、先頭の岩田次男がライト線に二塁打、内藤幸三は四球を選んで無死一二塁、福士が中前にタイムリーを放って無死満塁とチャンスを広げて苦手の広瀬をKO、二番手の須田博に室脇正信は遊ゴロ併殺、この間に三走岩田が還って3-1とする。

 巨人は4回、先頭の白石が中前打で出塁、伊藤健太郎の遊ゴロの間に白石は二進、坂本茂が右越えに三塁打を放て2-31と詰め寄る。須田は三ゴロに倒れて同点はならず。

 朝日は6回、先頭の伊勢川真澄が二前にプッシュバントを決めて出塁、岩田の投前送りバントは須田が二塁に送球して伊勢川を二封、内藤がセンター右にヒット、福士は三振に倒れて二死一二塁、室脇が左前にタイムリーを放って4-2と突き放す。

 福士勇は8回3分の2を投げて4安打7四球1三振1失点、6勝目をあげる。


 朝日はここまで3完封と苦手の広瀬習一を徹底した右打ちで攻略した。


 この試合である事件が勃発しましたが、項を改めます。ヒントは、1回裏巨人の攻撃で呉波に続く打者として小池繁雄が登場している点です。




 

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