2014年11月2日日曜日

17年 朝日vs南海 3回戦


4月26日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 1 1 0 0 3 朝日   6勝10敗 0.375 福士勇
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 南海 12勝5敗 0.706 石田光彦

勝利投手 福士勇     1勝1敗
敗戦投手 石田光彦 2勝2敗

二塁打 (朝)坪内 (南)岡村、岩本

勝利打点 五味芳夫 1


坪内道則の快足で勝利

 南海のスターティングラインナップに懐かしい名前が見える。当ブログの古くからの読者であればこの日六番ファーストで出場した「宮口美吉」の名前を覚えていらっしゃるのではないでしょうか。宮口は昭和14年に左腕からの変化球で10勝をあげ、左のエースとして活躍した。当時の南海は政野岩夫、劉瀬章、平野正太郎と右のアンダーハンドばかりの投手陣であったことから貴重な左腕として活躍していました。兵役に就いて3年ぶりにグラウンドに戻ってきたものです。但し、宮口はこの後再度応召し、戦死することとなります。


 南海は2回、先頭の岡村俊昭が二遊間に内野安打、宮口が復帰後初打席で中前打を放ち無死一二塁、荒木正の三前バントが内野安打となって無死満塁、しかしキャッチャー伊勢川真澄からの二塁牽制に宮口が刺され、一死一三塁から石田光彦の二ゴロで三走岡村がホームを突くがセカンド鬼頭政一からのバックホームにタッチアウト、柳鶴震が死球を受けて二死満塁とするが、トップに返り国久松一は中飛に倒れて無得点。

 朝日は3回、一死後坪内道則が四球を選んで出塁すると二盗に成功、五味芳夫の遊ゴロの間に二走坪内は快足を飛ばしてホームに還り1点を先制、五味には打点が記録されており、これが決勝点となったことから五味に勝利打点が記録された。

 朝日は6回、先頭の内藤幸三が四球で出塁、内藤が二盗を試みるが強肩伊勢川からの送球にタッチアウト、鬼頭の遊ゴロをショート猪子利男が一塁に悪送球する間に鬼頭は二塁に進み、伊勢川の三塁内野安打の間に二走鬼頭が一気にホームに還って2-0とする。

 南海は7回から先発の石田に代えて川崎徳次をマウンドに送る。

 朝日は7回、先頭の岩田次男が中前打、福士勇が送って一死二塁、トップに返り坪内が中前にタイムリーを放って3-0とリードを広げる。続く五味の打席で坪内は二盗に成功、五味の四球で一死一二塁からダブルスチールを敢行するが今度はキャッチャー荒川からの三塁送球に坪内はタッチアウト、鬼頭も遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は7回裏、一死後国久が右前打で出塁、猪子が左前打で続いて一死一二塁、北原昇は三邪飛に倒れるが、岩本義行がレフト線に二塁打を放って1点返してなお二死二三塁、しかし岡村は二ゴロに倒れて追加点はならず。

 南海は8回も八木進のヒットと柳の四球で二死一二塁とするが期待の国久は遊ゴロに倒れる。9回も一死後北原が中前打を放つが、岩本は遊飛、岡村も中飛に倒れて無得点、13残塁を喫して福士を捕えることはできなかった。


 福士勇は南海打線に10安打を浴び5四球1死球を与える苦しいピッチングであったが1失点に抑えて完投。福士は昨年の登板過多により肩を痛めており、これが今季初勝利となった。


 南海は石田-川崎のリレーで凌いだことから、神田武夫の連投記録は「11」でストップした。


 この試合の勝利打点は五味芳夫に記録されたが、‟真の殊勲者”は一死二塁から五味の遊ゴロの間にホームに還った坪内道則の快足であった。但し、五味も4月12日の南海2回戦では快足により‟真の殊勲者”となっている。







*福士勇は苦しみながらも今季初勝利をあげる。













 

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