2014年11月19日水曜日

17年 名古屋vs阪神  2回戦


5月1日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 5勝14敗 0.263 河村章
1 1 0 0 0 0 1 0 X 3 阪神    9勝9敗1分 0.500 御園生崇男

勝利投手 御園生崇男 1勝1敗
敗戦投手 河村章        1勝5敗

二塁打 (神)松尾、玉置
三塁打 (神)土井垣

勝利打点 土井垣武 2


御園生崇男、約3年ぶりの完封

 阪神は初回、一死後このところ当たっている松尾五郎が左中間に二塁打、この日プロ入り初めて三番に入った松本貞一は中飛に倒れるが、四番・土井垣武が右中間に三塁打を放って1点を先制する。

 阪神は2回、先頭の大島武が粘って四球を選び二盗に成功、ここでキャッチャー古川清蔵が捕逸、二走大島武は三塁に走り、白球を拾った古川が三塁に送球するがサード木村進一が後逸する間に大島武がホームに還り2-0とする。

 阪神は7回、先頭の塚本博睦が二塁に内野安打、松尾は右飛に倒れるが松本が右前打を放って一死一二塁、土井垣は中飛に倒れて二死一二塁、御園生崇男がレフト線にタイムリーを放って3-0とする。


 阪神先発の御園生崇男は2回までに3安打を許す危なげな立ち上がりであったが、味方の先取点に気を取り直して3回以降は7回まで1安打無失点。8回一死後木村に左前打を許すが芳賀直一に代わる代打井上次平を投ゴロ併殺に打ち取る。

 9回も1四球無失点に抑えた御園生崇男は5安打2四球2三振の完封で今季初勝利をあげる。


 御園生崇男の完封勝利は昭和14年7月28日の対ライオン8回戦以来約3年ぶりのこととなります。勿論この間不振だった訳ではなく、応召され戦地で活躍していたからです。因みに昭和14年7月28日の時点では御園生崇男の応召は既に報道されていました。昭和17年になると情報管理が徹底され選手の応召を報じる記事は全く見られません。








*御園生崇男は名古屋打線を5安打に抑えて約3年ぶりの完封勝利を飾る。






















 

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