2014年11月1日土曜日

17年 大洋vs巨人 3回戦


4月26日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 大洋 9勝7敗1分 0.563 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 巨人 10勝6敗 0.625 中尾輝三

勝利投手 野口二郎 5勝2敗
敗戦投手 中尾輝三 3勝3敗

勝利打点 苅田久徳 1


苅田久徳、決勝タイムリー

 大洋打線は巨人先発の中尾輝三に6安打に抑えられたが、7回に3安打を集中させて試合巧者ぶりを発揮した。

 大洋は6回まで二塁を踏めず無得点。

 一方、巨人は3回まで三者凡退が続く。4回、先頭の白石敏男が中前に初安打、水原茂は中飛に倒れるが中島治康が右前打、川上哲治の一ゴロで中島が二封されて二死一三塁、川上が二盗を決めて二死二三塁、楠安夫は四球を選んで二死満塁、しかし伊藤健太郎の三塁へのライナーはサード中村信一の正面、白球は中村のグラブに収まりスリーアウトチェンジ。5回、6回も敵失と四球の走者を出すが無得点。

 大洋は7回、先頭のピッチャー野口二郎が中前打で出塁、ライト浅岡三郎は三振に倒れるが、ファースト古谷倉之助が中前打、佐藤武夫は三振に倒れて二死一二塁、ここで九番苅田久徳が左前に決勝タイムリーを放ち1-0とする。

 巨人は7回裏、一死後呉波がバントヒットで出塁、この日もセカンドに入っている広瀬習一は三振、呉が二盗を決めて二死二塁とするが中尾は捕ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 巨人は8回、一死後水原が左前打で出塁、中島は中飛に倒れて二死一塁、水原が二盗を試みるがキャッチャー佐藤からの送球にタッチアウト。

 巨人は9回、二死後伊藤が四球を選ぶと代走に林清一を起用、呉も四球を選んで二死一二塁と一打同点のチャンスを迎えるが、広瀬に代わる代打小暮力三は野口二郎渾身の投球の前に敢え無く三振。


 野口二郎は4安打4四球4三振で今季初完封、5勝目をあげる。


 巨人はこれで今季3度目の完封負けを喫す。セカンド千葉茂の応召が響いており、代わりに坂本茂、小池繁雄、三好主を併用して広瀬習一まで使っているがレギュラーが定まらない。


 今季精彩を欠いていた苅田久徳が決勝打を放ち久々の輝きを見せた。







*野口二郎は今季初完封で5勝目をマークする。
















*苅田久徳が7回に決勝打を放った場面。久々に輝きを取り戻した。



















 

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