2014年10月3日金曜日

17年 南海vs朝日 2回戦


4月12日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 1 0 0 0 0 2 南海 6勝4敗 0.600 石田光彦 神田武夫
1 0 2 0 0 0 0 0 X 3 朝日 2勝8敗 0.200 山本秀雄 内藤幸三 林安夫

勝利投手 林安夫     1勝4敗
敗戦投手 石田光彦 2勝1敗

二塁打 (南)国久 (朝)鬼頭

勝利打点 伊勢川真澄 1

ファインプレー賞 (朝)浅原直人 1


林安夫、プロ入り初勝利

 朝日は初回、一死後五味芳夫が三塁線にセーフティバントを決めて出塁、続く鬼頭政一の打席で五味が二盗を決め、鬼頭も四球を選んで一死一二塁、伊勢川真澄の遊ゴロをショート猪子利男が一塁に悪送球する間に二走五味が快足を飛ばしてホームに還り1点を先制する。五味の脚で稼いだ得点であった。

 南海は3回、先頭の石田光彦が三塁に内野安打、柳鶴震が四球を選んで無死一二塁、トップに返り国久松一の遊ゴロで柳が二封されて一死一三塁、猪子に代わる代打室井豊の左犠飛で1-1の同点に追い付く。

 朝日は3回裏、一死後五味が四球を選んで出塁、鬼頭の右翼線ヒットで五味が快足を飛ばして三塁に進み一死一三塁、伊勢川の二ゴロの間に三走五味がホームインして2-1と勝越し、広田修三が四球を選んで二死一二塁、南海ベンチはここで先発の石田光彦から神田武夫にスイッチ、浅原直人が左前にタイムリーを放って3-1とする。

 南海4回表の攻撃、岡村俊昭の右中間への大飛球をライト浅原が大ファインプレー、ところがこのプレーで浅原が負傷して大島渡と交代した。ダイビングの際に痛めたのか、フェンスに激突したのかは定かではない。

 朝日は4回裏の攻撃で山本秀雄に代打内藤幸三が起用され、内藤がそのまま二番手のマウンドに上がる。

 南海は5回、先頭の神田がストレートの四球で出塁、柳も四球で無死一二塁、トップに返り国久のレフト線二塁打で神田が還り2-3、しかし一走柳が三塁をオーバーランして「7-5」と送球されタッチアウト、室井が四球を選んで一死一二塁、朝日竹内愛一監督はここで内藤から林安夫にスイッチ、北原昇の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー、竹内監督会心の継投策であった。


 朝日三番手の林が好投した。前述のとおり5回のピンチを併殺で凌ぐと、以降は6回二死後中野正雄に四球を与えたのみで好調南海打線をノーヒットに抑え込み4回3分の2を無安打1四球無失点、待望のプロ入り初勝利を飾った。


 竹内愛一監督の継投策、五味芳夫の快足、浅原直人の体を張った大ファインプレー以外にも初回に伊勢川真澄が2者連続二盗を刺すなど、林安夫の初勝利を祝うかのような見応えのある一戦であった。









*好リリーフを見せてプロ入り初勝利を飾った林安夫。






















 

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