2014年9月9日火曜日

朝日vs南海 1回戦


4月3日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 9 0 0 0 0 0 0 9 朝日 1勝4敗 0.200 山本秀雄 内藤幸三
0 0 0 0 0 0 4 0 0 4 南海 3勝2敗 0.600 川崎徳次 石田光彦 長谷川善三

勝利投手 山本秀雄 1勝0敗
敗戦投手 川崎徳次 0勝1敗

二塁打 (朝)広田 (南)北原

勝利打点 岩田次男 1


2安打で9得点

 朝日は今季、開幕から鬼頭政一をセカンドで使ってきたが本日はライトに入り、セカンドにはプロ入り初出場初スタメンの野本良雄を起用する。

 南海のスターティングラインナップには懐かしい顔が見える。昭和13年秋以来の出場となる中野正雄が七番・ファーストで出場している。中野の経歴は不明な点が多いが、4年のブランクは恐らく応召でしょう。京都商業で澤村栄治と同年代となる中野は昭和8年の第10回センバツに澤村、山口千万石と共に出場している。

 朝日は初回、二死後広田修三が左中間に二塁打を放つが岩田次男は左飛に倒れて無得点。2回も一死後伊勢川真澄がライト線にヒットを放つが後続なく無得点が続く。

 朝日は3回、先頭の山本秀雄が中前打で出塁、トップに返り坪内道則の送りバントは投飛となって失敗、五味芳夫が四球を選んで一死一二塁、広田も四球を選んで一死満塁、岩田が押出し四球を選んで1点を先制、南海ベンチはコントロールの定まらない川崎徳次を下げて石田光彦をマウンドに送る。鬼頭政一が左前にタイムリーを放って2-0、伊勢川の遊ゴロをショート猪子利男が失して3-0、伊勢川には打点が記録されている。なお一死満塁から室脇正信の左犠飛で4-0、野本がストレートの四球を選んで二死満塁、山本が押出し四球を選んで5-0、トップに返り坪内が押出し死球を受けて6-0、南海ベンチはここで石田を下げて三番手として長谷川善三をマウンドに送るが、なお二死満塁から五味の遊ゴロをショート猪子が後逸、カバーに入ったレフト国久松一も後逸、ダブルエラーの間に塁上の走者3人が還って9-0とする。朝日は2安打で9得点をあげた。


 南海は初回、先頭の国久が三前にセーフティバントを決めパスボールで二進、猪子の三塁内野安打で無死一三塁とするが北原昇は浅い中飛、猪子が二盗を決め、岩本義行が四球を選んで一死満塁、室井豊の遊ゴロをショート五味がバックホーム、三走国久を本封したキャッチャー伊勢川はゲッツーを狙って一塁に送球、その隙を突いて二走猪子が三塁ベースを蹴ってホームに突進するがファースト広田は打者走者を無視してホーム送球、猪子を刺してゲッツーが完成する。

 南海は2回、先頭の岡村がライト線ヒットから二盗を敢行するがキャッチャー伊勢川に刺される。3回も一死後国久が右前打で出塁するが「1-6B」で刺される。盗塁失敗は記録されていないのでディレードスチールではなかったかもしれない。ピッチャー山本が牽制しようとしたところで猪子がスタートを切り山本が二塁に追い詰めてベースカバーのショート五味がタッチしたのでしょうか。4回も2個の四球で一死一二塁とするが中野正雄は三振、長谷川も一邪飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は8回、先頭の国久の一飛をファースト広田が落球、猪子がストレートの四球を選んで無死一二塁、北原のレフト線二塁打で1-9、岩本が左前に2点タイムリーを放って3-9、この打球をレフト大島渡が弾く間に岩本は二進、室井が四球を選んで無死一二塁、ここで重盗を決めて岡村俊昭は四球で無死満塁、中野の遊ゴロの間に三走岩本が還って4-9とするが反撃もここまで。


 朝日は2安打で9得点をあげて今季初勝利を飾った。












 

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