2014年7月6日日曜日

16年 黒鷲vs大洋 11回戦


10月29日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 2 0 0 3 黒鷲 25勝50敗 0.333 中河美芳 石原繁三
0 0 0 4 0 0 0 0 X 4 大洋 41勝32敗2分 0.562 野口二郎

勝利投手 野口二郎 22勝11敗
敗戦投手 中河美芳   6勝8敗

二塁打 (黒)富松 (大)石井、佐藤
三塁打 (黒)清家、石原

勝利打点 佐藤武夫 2

ファインプレー賞 (黒)山田潔 13


佐藤武夫、満塁走者一掃の二塁打

 黒鷲は4回、先頭の清家忠太郎が左中間に三塁打、玉腰忠義は三振に倒れるが、中河美芳の中犠飛で1点を先制する。

 大洋は4回裏、先頭の石井豊が四球を選んで出塁、野口二郎の投ゴロでランナーが入れ替わり、森田実の三ゴロをサード木下政文がエラー、山川喜作のピッチャー強襲ヒットで一死満塁、西岡義晴が右前にタイムリーを放って1-1の同点、佐藤武夫が左中間に走者一掃の二塁打を放って4-1と逆転する。

 黒鷲は5回から先発の中河がファーストに回り石原繁三が二番手としてマウンドに上がる。

 黒鷲は7回、先頭の富松信彦が左中間に二塁打、木下の右飛で富松は三進、石原が中越えに三塁打を放って2-4、宗宮房之助に代わる代打山田潔の二ゴロの間に三走冨松が還って3-4とする。

 1点差に詰め寄られた野口二郎は8回、9回を三者凡退に抑えて6安打1四球6三振の完投で22勝目をあげる。

 黒鷲二番手の石原繁三は4イニングを無安打3四球1三振無失点の好投であった。


 7回裏からショートの守備についた山田潔が今季13個目のファインプレー賞を獲得。山田は26日の阪神戦から4日間で4個の美技を連発している。


 佐藤武夫が4回に放った満塁走者一掃の二塁打がこの試合の全てであった。佐藤は昭和12年春季リーグ戦で13本の二塁打を記録、これは門前真佐人の15本、景浦将の14本に次いで3位の記録でした。12年春の実況中継では佐藤の二塁打の多さによく触れていました。14年は11本、15年も12本と相変わらず二塁打の多い佐藤でしたが今季はこれが3本目となります。佐藤の勝利打点は今季2個目、1個目は4月21日の黒鷲4回戦で決勝ホームランを放ったものです。




*野口二郎は6安打完投で22勝目をあげる。








*佐藤武夫が決勝二塁打を放った大洋打線。






 

2 件のコメント:

  1. 野口二郎投手の名前が出てるところで・・・、この選手についてのウィキペディアには東京セネタース入りの前に「法政大学中退」と書かれてますが、これは違いますよね。兵役を遅らせるためか逃れるためのものだったようですが、中退扱いなのですかね。氏の著書では、職業野球現役途中に入学したような書き方に見えました。 全然文がないですが、職業野球ブログを始めました。掲示板にいろいろ書こうと思ってます。 http://blogs.yahoo.co.jp/probaseballfriend

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    1. 野口二郎は中京商業から直接セネタース入りしていますね。「Wikipedia」は便利ではありますが記載内容は要注意です。原データや複数のソースで確認する必要があります。
      更新頑張ってください。

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