2014年7月30日水曜日

16年 阪神vs名古屋 12回戦


11月9日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 阪神     39勝41敗 0.488 御園生崇男 藤村隆男
0 0 1 1 0 0 0 1 X  3 名古屋 37勝45敗 0.451 河村章

勝利投手 河村章      14勝9敗
敗戦投手 御園生崇男 0勝2敗

勝利打点 なし


河村章、3安打完封と猛打賞

 阪神は3回、先頭の松尾五郎が四球を選んで出塁、山根実の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁と先制のチャンスを迎えるが、二走松尾がキャッチャー三浦敏一からの牽制球にタッチアウト、村瀬一三は三邪飛に倒れ、トップに返り宮崎剛も二ゴロに倒れて無得点。阪神打線はこの後名古屋先発の河村章に抑え込まれ7回まで1安打無得点であった。

 名古屋は3回裏、先頭の河村が左前打で出塁、トップに返り石丸藤吉が送って一死二塁、桝嘉一は三振に倒れるが大沢清が四球を選んで二死一二塁、吉田猪佐喜が投前にセーフティバント、これが内野安打となり、ピッチャー御園生崇男からの一塁送球が悪送球となる間に二走河村がホームに還って1点を先制する。

 名古屋は4回、先頭の芳賀直一が中前打で出塁、石丸進一が送って一死二塁、河村は三塁に内野安打して一死一三塁、トップに返り石丸藤吉がスクイズを決めて2-0とする。石丸兄弟の犠打で追加点をあげた。

 名古屋は8回、先頭の岩本章が四球で出塁、芳賀直一が送って一死二塁、石丸進一は二飛に倒れて二死二塁、河村がレフト線にこの日3本目のヒット、これがタイムリーとなって3-0とする。

 河村は投げては8回、二死後藤村隆男に左前打を許すが中田金一に代わる代打野口昇を中飛に打ち取りこの回も無失点。9回、一死後皆川定之に中前打を許すがカイザー田中義雄を二ゴロ併殺に打ち取りゲームセット。


 名古屋は4犠打を記録したが全て得点に結びつけた。

 河村章は3安打2四球無三振で今季5度目の完封、14勝目をあげる。打っても3打数3安打1打点で猛打賞を獲得した。河村は戦後も投げつづけて通算36勝をあげることになるが、この日の投球こそ会心のピッチングだったのではないか。







*河村章は今季5度目の完封で14勝目をあげる。











*河村章が猛打賞を記録した名古屋打線。













 

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