2014年7月3日木曜日

16年 巨人vs黒鷲 12回戦


10月28日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 7 0 0 0 7 0 0 1  16 巨人 54勝20敗2分 0.730 多田文久三
0 0 0 0 0 0 1 0 X  1   黒鷲 25勝49敗 0.338 金子裕 石原繁三 畑福俊英

勝利投手 多田文久三 1勝0敗
敗戦投手 金子裕        0勝4敗

二塁打 (黒)畑福
本塁打 (巨)中島 3号、楠 1号、千葉 1号

勝利打点 川上哲治 

猛打賞 (巨)白石敏男 6、千葉茂 4、川上哲治(4安打) 6

ファインプレー賞 (黒)中河美芳 13、14


多田文久三、プロ入り初勝利

 巨人は初回、先頭の白石敏男が右前打、水原茂の遊ゴロをショート山田潔がエラー、千葉茂の三ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、川上哲治が左犠飛を打ち上げて1点を先制する。

 巨人は2回、吉原正喜、平山菊二が連続四球、林清一の右前打で無死満塁、多田文久三の投ゴロを金子裕がエラーして2-0、黒鷲はピッチャーを石原繁三に交代、トップに返り白石は中飛に倒れるが水原の右犠飛で3-0、千葉が中前タイムリーを放って4-0、川上のレフト線タイムリーで5-0、中島治康がレフトスタンドにスリーランホームランを叩き込んで8-0と大量得点。

 巨人は6回、千葉が中前打、川上がライトに線ヒット、中島のレフト線タイムリーで9-0、5回の守備から病み上がりの吉原に代わってマスクを被っている楠安夫がレフトスタンドにスリーランホームランを叩き込んで12-0、更に平山が中前打、林は中飛に倒れるが多田が四球で一死一二塁、トップに返り白石が中前にタイムリーを放って13-0、水原の右前タイムリーで14-0、千葉は左飛に倒れるが川上の右翼線タイムリーで15-0とする。

 黒鷲は7回、木下政文が右前打から二盗に成功、谷義夫に代わる代打渡辺絢吾の二ゴロで木下は三進、7回から三番手として登板している畑福俊英がセンター左奥に二塁打を放って辛うじて1点を返す。

 巨人は9回、千葉がレフトスタンドにソロホームランを放って16-1として大勝する。


 黒鷲では中河美芳が2つのファインプレーを見せたのが目立った。スコアカードに「一塁手好捕」と書かれているように、得意のタコ足キャッチを披露したようだ。


 多田文久三は5安打4四球6三振1失点の完投でプロ入り初勝利をあげる。多田はこの後、投手と捕手の“二刀流”として長く球界で活躍し、通算58勝をあげることとなる。








*多田文久三は大量得点をバックに5安打完投でプロ入り初勝利をあげる。













*19安打で16得点をあげた巨人打線。3本のホームラン以外は全てシングルヒットでした。















 

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