2014年6月13日金曜日

16年 阪神vs朝日 11回戦


10月11日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11  計
0 0 0 0 0 0 0 1 0  0   1   2 阪神 35勝34敗 0.507 藤村隆男 若林忠志
0 1 0 0 0 0 0 0 0  0   0   1 朝日 22勝47敗1分 0.319 福士勇

勝利投手 若林忠志 16勝13敗
敗戦投手 福士勇     17勝22敗

二塁打 (神)御園生 (朝)広田

勝利打点 森国五郎 3

猛打賞 (朝)広田修三 2

ファインプレー賞 (神)野口昇 5


森国五郎決勝打!

 初回無死一二塁のチャンスを併殺で潰した朝日は2回、先頭の鬼頭政一が左前打で出塁、広田修三も左前打で続いて又も無死一二塁、キャッチャーカイザー田中義雄からの二塁牽制に二走鬼頭が飛び出し三塁に走るとセカンド宮崎剛からの三塁送球が悪送球となり、一走広田は動かず無死一三塁、室脇正信の二ゴロで広田が二封されるが三走鬼頭は動かず一死一三塁、福士勇の左前タイムリーで1点を先制、続く前田諭治の遊ゴロは「6-4-3」と転送されてダブルプレー。

 阪神7回の攻撃、一死一塁で藤村隆男に代わり代打若林忠志が起用されて遊飛に倒れる。若林は7回裏からそのままマウンドに上がる。

 朝日先発の福士勇の前に7回まで1安打無得点に抑えられてきた阪神は8回、先頭の皆川定之がストレートの四球で出塁、田中の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、松木謙治郎の投ゴロで二走皆川が三封、御園生崇男は三飛に倒れて二死一二塁、松下繁二が四球を選んで二死満塁、村瀬一三に代わって代打上田正が起用される。ここで三走カイザー田中が単独ホームスチールを決めて1-1の同点に追い付く。

 阪神は11回、先頭の御園生が中越えに二塁打、松下は遊ゴロに倒れるが野口昇が四球を選んで一死一二塁、若林の中飛で二走御園生がタッチアップから三塁に進んで二死一三塁、ここで森国五郎が中前に決勝タイムリーを放って2-1とする。

 4安打の阪神は9安打の朝日を降した。若林忠志は5イニングを2安打1四球2三振無失点の好リリーフで16勝目をあげる。朝日先発の福士勇は11回を完投して阪神打線を4安打に抑えたが8四球1死球も与えた。


 森国五郎は今季3個目の勝利打点を記録したが、森は6月24日の南海6回戦でも延長17回表に決勝タイムリーを放っている。森は昭和15年の満州リーグでも勝利打点王に輝いており、森国五郎の勝負強さは当ブログが発掘したものである。










 

0 件のコメント:

コメントを投稿