2014年4月26日土曜日

16年 阪急vs阪神 9回戦


9月21日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 1 0 2 阪急 37勝21敗1分 0.638 森弘太郎 笠松実
2 1 0 0 1 0 0 0 X 4 阪神 28勝30敗 0.483 若林忠志

勝利投手 若林忠志 12勝11敗
敗戦投手 森弘太郎 21勝6敗

二塁打 (急)中島 (神)松木、田中、松下、御園生

勝利打点 若林忠志 2

猛打賞 (神)カイザー田中義雄 2


阪急13連勝でストップ

 阪急は7月29日以降ここまで1引分を挟んで13連勝を続けており、この間の平均得点は2.59得点。一方、阪神は7月29日以降の13試合で4勝9敗、平均得点は1.92得点で打撃不振が勝てない原因であることがはっきりしている。ということで、阪神は一番に松木謙治郎監督、四番に松下繁二、五番に先発の若林忠志を起用してきた。


 阪神は初回、一死後宮崎剛の遊ゴロをショート上田藤夫がエラー、カイザー田中義雄の右前打で一死一三塁、松下が四球を選んで一死満塁、若林忠志がセカンド前にスクイズを決めて1点を先制、セカンド伊東甚吉のエラーが加わり一死一三塁、御園生崇男の中犠飛で2-0とする。

 阪急は2回、先頭の日比野武が中前打、森田定雄の三ゴロでランナーが入れ替わり、伊東が四球を選んで一死一二塁、森弘太郎の投ゴロで伊東が二封されて二死一三塁、トップに返り西村正夫の二塁内野安打で森田が還り1-2と詰め寄る。

 阪神は2回裏、先頭の野口昇が四球を出塁、森国五郎が送って一死二塁、トップに返り松木が右翼線に二塁打を放って3-1する。

 阪神は5回、先頭の田中が右中間に二塁打、四番・松下も左中間に二塁打を放ち4-1と突き放す。

 阪急は8回、先頭の上田がセンター左にヒット、黒田健吾の三塁内野安打で無死一二塁、中島喬の二ゴロが「4-6-3」と転送される予定であったがショート皆川定之からの一塁送球が悪送球となる間に上田が還って2-4とするが反撃もここまで。

 若林忠志は8安打1四球1死球2三振の完投で12勝目をあげる。


 阪急は13連奏でストップ、森弘太郎も6連勝でストップした。


 阪神は打線の組換えが功を奏して宿敵阪急を破った。自らをトップに起用した松木謙治郎監督はタイムリー二塁打を含む4打数2安打1安打、五番に起用された若林も勝利打点を記録した。


 プロ入り二度目の四番に起用された松下繁二はダメ押しのタイムリー二塁打を放ち3打数1安打1打点であった。8月18日の巨人戦で初めて四番に起用された試合では5打数無安打であったが本日は四番の責務を果たしたのである。松下は明石中学から法政大学を経て今季阪神に入団、明石中学時代は中京商業との延長25回の試合で五番・サードとして先発出場している。今季終了後に応召、プロ野球は1年を経験したのみで戦場に散ることとなる。





*阪神は新打線で阪急に快勝した。











 

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