2014年4月12日土曜日

16年 巨人vs黒鷲 8回戦


8月23日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 2 0 0 0 2 6 巨人 40勝13敗2分 0.755 多田文久三 中尾輝三
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 黒鷲 16勝39敗 0.291 金子裕 石原繁三

勝利投手 中尾輝三 15勝5敗
敗戦投手 金子裕      0勝2敗

二塁打 (黒)玉腰、吉水、金子
三塁打 (巨)川上
本塁打 (巨)水原 3号

勝利打点 中島治康 4

猛打賞 (巨)水原茂 3


水原茂、ダメ押しツーラン

 黒鷲はスタメンマスクに吉水幸夫を初めて起用。台所事情の苦しい巨人の先発投手は多田文久三。

 巨人は初回、先頭の呉波が四球で出塁、二盗を試みるが吉水に刺されて盗塁失敗。水原茂が二塁に内野安打、千葉茂が四球を選んで一死一二塁、しかし川上哲治は三振、中島治康は左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 巨人は2回、先頭の吉原正喜が四球で出塁するが筒井修は一邪飛、平山菊二の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー。3回は一死後呉が四球で出塁すると今度は二盗に成功、水原も四球を選んで一死一二塁、しかし千葉の二ゴロが「4-6-3」と渡って又もダブルプレー。

 黒鷲は初回、二死後玉腰忠義が右中間に二塁打を放つが中河美芳は二ゴロに倒れる。

 黒鷲は2回、先頭の富松信彦が右翼線にヒット、菅利雄は一邪飛に倒れるが吉水も右翼線にヒットを放って一死一二塁、しかし金子裕は遊飛、渡辺絢吾は遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。3回も玉腰のヒットを生かせず、序盤戦は両軍ランナーを出しながら無得点。

 巨人は4回、先頭の川上が右中間に三塁打、中島は遊ゴロに倒れるが吉原が左前にタイムリーを放って1点を先制、筒井も三遊間を破り一死一二塁、平山の遊ゴロで筒井が二封されて二死一三塁、多田が右翼線にタイムリーを放って2-0とする。

 黒鷲は4回裏、先頭の富松が右前打、菅は中飛に倒れるが吉水が右中間に二塁打を放って一死二三塁、金子の左翼線ヒットで富松が還り1-2、吉水は三塁に止まったが金子は二塁に達して記録は二塁打、渡辺が四球を選んで一死満塁、トップに返り山田潔が三前にタイムリーセーフティバントを決めて2-2の同点、なお一死満塁が続くが宗宮房之助は浅い右飛、期待の玉腰は三振に倒れて同点止まり。

 巨人は5回、一死後千葉が四球を選んで出塁、川上の右前打で一死一三塁、中島が二遊間に内野安打を放って千葉が還り3-2と勝越し、吉原が四球を選んで一死満塁、筒井の遊ゴロ併殺崩れの間に川上が還って4-2とする。

 勝ち越した巨人は5回から先発の多田に代えて中尾輝三を投入する。

 黒鷲も6回から先発の金子に代えて石原繁三を投入、石原は8回まで巨人を無得点に抑える。

 巨人は9回、先頭の呉が二失に生きると、水原がレフトスタンドにダメ押しの第3号ツーランを叩き込んで6-2とする。

 二番手の中尾輝三は5イニングを2安打2四球4三振無失点に抑えて15勝目をあげる。


 黒鷲7回の攻撃、富松の打席でファウルチップを受けた吉原正喜が突き指で退場、楠安夫と交代した。吉原は「左脚腫物化膿」で20日の朝日戦を欠場、この日は強行出場してきたが又も怪我で途中退場。六連覇に向けて一試合も落とせない巨人はますます追い込まれてきた。


 水原茂が4打数3安打で猛打賞を獲得、9回には貴重なダメ押しツーランを放った。矢張りこういう時はベテランが頼りになる。








               *水原茂がダメ押しツーランを放った巨人打線。















 

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