2014年1月5日日曜日

16年 大洋vs巨人 5回戦


7月1日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 1 0 0 2 大洋 20勝13敗 0.606 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 巨人 24勝9敗 0.727 須田博

勝利投手 野口二郎 13勝5敗
敗戦投手 須田博     13勝3敗

勝利打点 中村信一 3

ファインプレー賞 (大)佐藤武夫 1


野口二郎、今季5回目の完封

 野口二郎vs須田博、現在球界を代表する二大投手による一戦。

 大洋は3回、先頭の佐藤武夫が四球で出塁、織辺由三が送って一死二塁、トップに返り苅田久徳も四球を選んで一死一二塁、中村信一が右中間に二塁打を放って1点を先制する。

 2回の二死一二塁のチャンスを潰した巨人は3回裏、先頭の白石敏男が四球で出塁、水原茂の遊ゴロでランナーが入れ替わり、中島治康は二飛に倒れるが川上哲治が左前打を放って2イニング連続二死一二塁、しかし千葉茂は中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。巨人の走者が二塁に進んだのはこの2イニングだけであった。

 大洋は7回、先頭の森田実が左前打で出塁、石井豊の一前バントは須田のベースカバーが遅れて内野安打となりファースト川上の一塁悪送球が重なって一走森田は三塁に進んで無死一三塁、佐藤がセンター左にタイムリーを放って2-0とする。今日の野口二郎の出来からするとダメ押しと言ってもいいかもしれない。

 4~6回を三者凡退に抑えてきた野口は7回、先頭の吉原正喜の三ゴロをサード中村が失するが筒井修を「4-6-3」の併殺に打ち取り須田も投ゴロに抑えてスリーアウトチェンジ。8回、9回も三者凡退に退けてエース対決を制す。


 野口二郎は3安打2四球無三振で今季5回目の完封、須田博に並ぶ13勝目をあげる。巨人戦では2度目の完封となった。奪三振が0であった理由を翌日の読売新聞は「この日の野口が故意に球速を落とした緩いドロップの連投・・・」と伝えている。




       *野口二郎は今季5回目の完封で13勝目をあげてハーラートップの須田博に並んだ。







     *野口二郎に3安打に抑えられた巨人打線。呉波が2安打を記録した。











 

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