2014年1月23日木曜日

16年 巨人vs大洋 6回戦


7月6日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 1 0 0 0 0 2 巨人 28勝9敗 0.757 中尾輝三 須田博
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 大洋 23勝14敗 0.622 古谷倉之助 三富恒雄

勝利投手 中尾輝三     9勝3敗
敗戦投手 古谷倉之助 2勝3敗
セーブ  須田博      1

二塁打 (巨)千葉 (大)佐藤、森田
三塁打 (巨)中島、平山

勝利打点 中尾輝三 1


人間機関車

 首位を独走する巨人を4ゲーム差で追う大洋との首位攻防戦は両チームともエースを温存して巨人は中尾輝三、大洋は古谷倉之助が先発する。

 大洋は2回、先頭の黒澤俊夫が四球で出塁、石井豊のバントは内野安打、森田実のバントは野選を誘って無死満塁、しかし古谷倉之助の投ゴロで三走黒澤は本封、佐藤武夫の投ゴロは「1-2-3」と転送されてダブルプレーに終わる。

 巨人は3回、二死後千葉茂が中越え二塁打、川上哲治と中島の連続四球で二死満塁とするが、吉原正喜は三邪飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 巨人は4回、一死後呉波が四球で出塁、続く中尾の左前打で一走呉が快足を飛ばしてホームまで還り1点を先制する。翌日の読売新聞によるとエンドランが掛かっていたとのこと。

 巨人は5回、先頭の千葉が四球で出塁、川上が左前打、中島が送って一死二三塁、吉原が四球を選んで一死満塁、平山の中犠飛で2-0とする。

 大洋は7回、先頭の森田が左中間に二塁打、古谷が左前にタイムリーを放って1点を返して1-2とする。

 巨人は8回、先頭の呉が中前打から二盗に成功、中尾の三前内野安打で無死一三塁、大洋ベンチはここで先発の古谷から三富恒雄にスイッチ、白石敏男のスクイズは捕邪飛となって失敗、水原茂の中飛で三走呉がタッチアップからホームを突くがセンター森田がバックホーム、呉は三塁に戻るがキャチャー佐藤からサード中村信一に送られてタッチアウト、「8-2-5」のダブルプレーが記録される。

 大洋は8回、先頭の苅田久徳が四球で出塁、巨人ベンチはここで先発の中尾をあきらめて須田博を投入、濃人渉が三前に送りバントを決めて一死二塁とするが、黒澤は三ゴロ、石井も三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 中尾輝三は7回3分の0を5安打3四球3三振で1失点に抑え9勝目、須田博は9回を三者凡退に退けて当ブログルールにより今季初セーブをあげる。


 勝利打点は中尾に記録されたが、これをアシストしたのはシングルヒットで一塁からホームに還った呉波の快足であった。8回には走塁ミスもあったが、“人間機関車”の本領を発揮した。






   *巨人4回の攻撃、四球で出塁した呉波が中尾輝三のシングルヒットで一塁から一気にホームに生還した場面。














               *中尾輝三は9勝目、須田博は今季初セーブをマークする。










 

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