2013年10月8日火曜日

16年 大洋vs朝日 2回戦


4月25日 (金) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 大洋 9勝4敗 0.692 古谷倉之助
1 0 0 0 0 0 0 0 X  1 朝日 5勝9敗 0.357 福士勇

勝利投手 福士勇        3勝4敗
敗戦投手 古谷倉之助 1勝1敗

二塁打 (大)石井 (朝)室脇

勝利打点 鬼頭政一 1


鬼頭政一、決勝タイムリー

 朝日は初回、一死後五味芳夫が遊撃に内野安打、ショート濃人渉の一塁悪送球が加わって五味は二塁に進み、室脇正信は二飛、灰山元章が四球を選んで二死一二塁、鬼頭政一がセンター右にタイムリーを放って1点を先制する。

 福士勇はこのスミ一を守り切り、4安打9四球3三振で今季初完封、3勝目をあげる。昨年の満州遠征時、満州日日新聞の吉田要記者兼審判員は福士の将来性を高く評価していましたが、早くも予言が的中してきたようです。当ブログも見習わなくてはなりませんね。

 福士は2回にこの日最大のピンチを迎える。すなわち、先頭の黒澤俊夫が左前打、ここは黒澤の二盗をキャッチャー伊勢川眞澄が刺すが、高橋輝彦、森田実が連続四球、しかし古谷倉之助の三塁ライナーをサード鬼頭が二塁に送球して飛び出していた二走高橋が戻れずダブルプレー、大洋のことなのでエンドランであったかもしれない。

 4回も一死後森田が左前打、古谷の三ゴロをサード鬼頭がエラー、ところが佐藤武夫の三ゴロを鬼頭がベースを踏んで一塁に送球、「5C-3」のダブルプレーが完成する。

 9回は先頭の森田が四球で出塁、古谷も四球を選んで代走に西岡義晴が起用され無死一二塁、佐藤に代わる代打浅岡三郎の記録は「1-5」で二走森田が三封されているがこれは送りバント失敗でしょう。更にこの日ライトに入っている中村信一も四球を選んで一死満塁、トップに返り苅田久徳は捕邪飛、名手苅田と言えどもこれはスクイズ失敗の可能性があります。二死満塁となって石井豊は遊ゴロ、福士の完封となりました。


 この日の甲子園球場では第一試合で南海の鬼頭数雄が決勝タイムリーを放って勝利打点を記録し、第二試合では弟の鬼頭政一が決勝タイムリーを放って勝利打点を記録した。同一日に、同一球場で、兄弟で勝利打点を記録したのは野球史上鬼頭兄弟だけかもしれません。他の記録をご存知の方はご一報をお願いいたします(笑)。







                 *福士勇は4安打完封で今季3勝目をあげる。










     *鬼頭政一が決勝の先制タイムリーを放った朝日打線。















 

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