2013年9月28日土曜日

三冠への道 2013 第21回



 環境依存文字は「⑳」までしか使えないようなので本日は「第21回」とさせていただきます。


 9月26日に全30球団が159試合を終了し、本日も恙無く15試合を挙行して全30球団は160試合を消化、残すところ2試合となりました。アストロズをア・リーグ西地区に移籍させて毎日インターリーグを1試合行って15試合を消化していく作戦は見事に嵌ったようです。


 各地区の優勝が決まり、ナ・リーグのワイルドカードもパイレーツとレッズで決まり、ア・リーグのワイルドカードは明日レイズとインディアンスが勝ってレンジャーズが負ければ決まります。レイズかインディアンスが負ければレンジャーズにもチャンスが残るので最終戦はダルビッシュ有が登板しますが明日決まった場合の登板はあるのでしょうか?


 ダルビッシュが最終戦に登板するか否かは、ア・リーグのサイ・ヤング賞争いにまで影響を与える可能性があります。マックス・シャーザー(21勝(一位)3敗、防御率2.90(五位)、奪三振240(二位)、被打率1割9分8厘(二位)、WHIP0.97(一位))有利は否めないところですが、ダルビッシュ(13勝(十五位タイ)9敗、防御率2.82(四位)、奪三振269(一位)、被打率1割9分3厘(一位)、WHIP1.07(四位))は最終登板でどこまで数字を伸ばせるでしょうか。登板すれば当ブログが課したノルマである「奪三振でシャーザーに30個差を付けること」を達成しますのでまだ可能性は残ります。


 ア・リーグMVP争いはミゲール・カブレラ(551打数191安打(二位)、打率3割4分7厘(一位)、44本塁打(二位)、137打点(二位)、OPS1.078(一位))と、クリス・デービス(581打数167安打(二十位タイ)、打率2割8分7厘(二十位)、53本塁打(一位)、138打点(一位)、OPS1.007(二位))の一騎打ちが最後まで続いています。地区優勝に加えて数字のバランスが良いミギー有利は否めないところですが、クリス・デービスにもチャンスはあります。打率が低くて本塁打・打点の二冠はよくあるパターンで、MVP投票では得票は伸びない傾向にあります。楽天初優勝に貢献したアンドルー・ジョーンズもアトランタ・ブレーブス時代の2005年に51本塁打、128打点で二冠を制しましたが打率は2割6分3厘で、カージナルスのアルバート・プホルス(打率3割3分、41本塁打、117打点)がMVPに輝いています。但し、本塁打、打点共に3位以下を大きく引き離していますのでクリス・デービスの数字は価値が高く、可能性は残ります。プレーオフ進出を逃したオリオールズからの選出は厳しいところではありますが。



 ナ・リーグのサイ・ヤング賞は順当であればドジャースのクレイトン・カーショウ(16勝(三位タイ)9敗、防御率1.83(断トツ一位)、奪三振232(一位)、被打率1割9分5厘(二位)、WHIP0.92(一位))が2011年に続いて2度目の選出となるところですが、当ブログはブレーブスのクローザー、クレイグ・キンブレル(67試合に登板して4勝3敗50セーブ、防御率1.23、66イニングスを投げて奪三振98、被打率1割6分5厘、WHIP0.88)に期待しています。2012年11月17日付けブログ「三冠への道 2012 ⑳」で「ナ・リーグでもアトランタ・ブレーブスのクローザーのクレイグ・キンブレルに一位票が1票入っています。・・・まだ若いキンブレルには2~3年のうちにサイ・ヤング賞が回ってくる可能性があります。」と書かせていただきましたが、早くもチャンス到来です。今年の一位票は昨年の1票よりは増えるのではないかと期待しています。


 ナ・リーグMVP争いはア・リーグ以上に混戦です。ポール・ゴールドシュミット(595打数180安打(四位)、打率3割0分3厘(十一位)、36本塁打(一位)、124打点(断トツ一位)、OPS0.957(一位))が一歩リードしていますが、ダイヤモンドバックスはプレーオフ進出を逃しました。今季快進撃を見せてワイルドガードでのプレーオフ進出を決めているパイレーツのアンドルー・マカッチェン(578打数183安打(三位)、打率3割1分7厘(六位)、20本塁打(二十六位タイ)、83打点(十三位)、OPS0.907(六位))はこの数字では厳しいところですが、盗塁27個(六位)に加えて全米No1の守備が加味されます。終盤にきて調子を落としているのは気になりますが、20年連続負け越しに終止符を打ってワイルドカードを獲得したピッツバーグ・パイレーツをけん引するマカッチェンをMVP候補としたい。大穴に浮上してきたのが地区優勝を決めているカージナルスの核弾頭、マット・カーペンター(619打数199安打(一位)、打率3割2分1厘(三位)、11本塁打(七十五位タイ)、78打点(二十一位タイ)、OPS0.881(九位))です。スタン・ミュージアルが持っていたカージナルス球団の左打者のシーズン二塁打記録53本を抜いて55本に伸ばしてきました。200本安打に乗せてくれば若干ながら可能性が残ります。






 

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