2013年8月16日金曜日

15年 最高殊勲選手



 昭和15年12月13日付け読売新聞は「“最高殊勲“は須田」の見出しで15年MVPは二年連続となる須田博が受賞したと伝えている。「今秋のごときは連投連勝、破竹の好調を示しあと1勝で米大リーグの紐育巨人軍(ニューヨーク・ジャイアンツ=筆者注)投手マーカードの保持する十九連勝に迫る日本新記録をつくった」。
 


 須田博の連勝記録はスタルヒン時代の8月7日、新京・児玉公園球場における金鯱9回戦から須田博として11月17日、後楽園球場における阪神13回戦までの18連勝のことを指す。シーズンまたぎの記録としては御園生崇男が昭和12年春季の7月3日から12年秋季は11勝無敗、13年も開幕から6連勝して3季に亘って18連勝を記録したことがある。メジャーの記録としてはシーズン19連勝は大正元年(1912年)にルーブ・マーカードがマークした19連勝であるが、シーズンまたぎでは昭和11年~12年にかけてカール・ハッベルがマークした24連勝となる。




 

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