2013年5月18日土曜日

15年 ライオンvs阪急 12回戦


10月25日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計
1 0 0 0 0 0 0 0 0  0   1 ライオン 22勝62敗4分 0.262 菊矢吉男
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1X  2 阪急      51勝31敗5分 0.622 森弘太郎

勝利投手 森弘太郎 24勝11敗
敗戦投手 菊矢吉男   8勝24敗

二塁打 (ラ)鬼頭(兄) (急)黒田

勝利打点 上田藤夫 6


森弘太郎、無四球完投で24勝目

 ライオンは初回、一死後玉腰年男が右前打で出塁、鬼頭数雄が中越えに先制二塁打を放って1-0とする。

 菊矢吉男の前に5回まで2安打無得点に抑えられてきた阪急は6回、一死後フランク山田伝がショートに内野安打、新富卯三郎が中前打で続いて一死一二塁、浅野勝三郎の二ゴロは「6-4-3」と転送されて新富は二封されるがショート前田諭治からの送球をファースト灰山元章が落球する間に二走山田が快足を飛ばして三塁からホームを駆け抜け1-1の同点とする。

 剛球菊矢と巧投森弘太郎の投げ合いは9回で決着がつかず延長戦に突入。

 阪急は10回裏、先頭の新富の三ゴロをサード鬼頭政一が痛恨のエラー、浅野が送って一死二塁、井野川利春は四球で一死一二塁、これは敬遠でしょう。黒田健吾が右前打を放って一死満塁、上田藤夫が前進守備の一二塁間を破って阪急がサヨナラ勝ちを飾る。


 翌日の読売新聞によると「稀に見る好投を示した菊矢の豪快な速球と制球力豊かな森の一騎打ちは息詰まる投手戦を続け延長戦に縺れ込んだ揚句、阪急の地力に凱歌が挙った。」とのこと。
 森弘太郎は読売新聞に書かれているとおり7安打無四球5三振の完投で24勝目を上げる。終盤バテた菊矢吉男は9回3分の1を完投して10安打6四球1三振、失点は2であるが、上記のとおり自責点は0であった。ライオンは2失策であったがその二つが手痛い失点に結び付いたのである。



 鬼頭数雄は4打数3安打を記録して今季通算337打数109安打、3割2分3厘として3割7厘の川上哲治を一気に引き離した。10月9日現在では8糸差の二位であったが第4回日本野球優勝大会を挟んでここ3試合3安打、2安打、3安打と爆発している。





                *森弘太郎は無四球完投で24勝目をあげる。










     *上田藤夫のサヨナラ打で辛勝した阪急打線。










 

0 件のコメント:

コメントを投稿