2013年3月18日月曜日

15年 セネタースvsライオン 10回戦


9月21日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 セネタース 40勝26敗9分 0.606 野口二郎
0 0 1 1 0 0 0 0 X 2 ライオン    19勝53敗4分 0.264 近藤久

勝利投手 近藤久       5勝14敗
敗戦投手 野口二郎 25勝9敗

三塁打 (ラ)広田

勝利打点 広田修三 3


毛差の争い

 セネタースは初回、苅田久徳の遊ゴロをショート前田諭治がエラー、ライオンは秋季シリーズ初の失策を記録した。村松長太郎は三飛に倒れるが、野口二郎の中前打で苅田が三塁を陥れて一死一三塁、小林茂太の左犠飛で1点を先制する。

 ライオンは3回、先頭の広田修三の三ゴロをサード高橋輝彦が一塁に悪送球する間に広田は二塁に進み、近藤は左飛、トップに返り村上重夫の二ゴロで二走広田は動けず二死二塁、玉腰年男が四球を選んで二死一二塁、坪内道則の中飛をセンター小林がエラーする間に二走広田が還って1-1の同点に追い付く。

 ライオンは4回、一死後前田が四球で出塁、広田が右中間に決勝の三塁打を放って2-1と勝ち越す。

 ライオン先発の近藤久は2回以降、セネタース打線を内野安打2本に抑えて無失点の力投を見せ、3安打2四球3三振1失点、自責点ゼロの完投で5勝目をあげて野口二郎に投げ勝った。



 8月23日に満州リーグが終わり夏季シリーズを終了した時点で鬼頭数雄は277打数90安打3割2分4厘9毛、川上哲治は268打数87安打3割2分4厘6毛と3毛差で鬼頭が今季通算の首位打者であった。秋季シリーズに入り、9月15日は鬼頭が4打数1安打で3割2分3厘8毛、川上は4打数2安打で3割2分7厘2毛と川上が逆転。16日は鬼頭が3打数1安打で3割2分3厘9毛、川上は4打数0安打で3割2分2厘5毛と鬼頭が再逆転。17日は鬼頭が4打数2安打で3割2分6厘4毛、川上は3打数2安打で3割2分6厘2毛と2毛差で鬼頭が首位打者をキープ。18~20日は試合がなく、21日は鬼頭が4打数1安打で3割2分5厘3毛、川上は3打数1安打で3割2分6厘2毛で川上が再々逆転となった。秋季シリーズに入って「毛差」の争いを続けている。










                *近藤久は野口二郎に投げ勝って5勝目をあげる。














     *川上哲治と激しい首位打者争いを繰り広げている鬼頭数雄率いるライオン打線。










 

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