2012年11月12日月曜日

15年 タイガースvs南海 6回戦



6月21日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 3 0 1 0 4 0  8 タイガース 23勝17敗2分 0.575 三輪八郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 南海          12勝28敗2分 0.300 清水秀雄 劉瀬章

勝利投手 三輪八郎 6勝0敗
敗戦投手 清水秀雄 7勝11敗

二塁打 (タ)宮崎、本堂、中田、伊賀上 (南)上田
三塁打 (タ)山根 (南)国久

勝利打点 三輪八郎 2


三輪八郎無傷の6連勝

 3回まで無安打のタイガースは4回、一死後カイザー田中義雄が四球で出塁、伊賀上良平の右前打で田中は三塁に進み、伊賀上が二盗を決めて一死二三塁、中田金一が四球を選んで一死満塁、山根実は三振に倒れるが三輪八郎が押出し四球を選んで1点を先制、宮崎剛が中越えに二塁打を放ち3-0とする。

 タイガースは6回、先頭の中田が左翼線に二塁打、山根が右中間に三塁打を放って4-0とする。

 タイガースは8回、先頭の伊賀上が左中間に二塁打、一死後ワイルドピッチで伊賀上は三進、7回から山根に代わってセンターに入っているジミー堀尾文人の遊ゴロで三走伊賀上がホームに突っ込みショート上田良夫からの本塁送球が悪送球となって5-0、三輪の二ゴロでランナーが入れ替わり、宮崎のピッチャー強襲ヒットで二死一二塁、トップに返り松木謙治郎が中前にタイムリーを放って6-0、皆川定之が四球を選んで二死満塁、本堂保次が左前に2点タイムリーを放って8-0とする。


 三輪八郎は5安打5四球3三振で今季3度目の完封、負け知らずの6勝目をあげる。本日は2個目の勝利打点も記録しているが押出し四球によるもので、打撃成績は4打数無安打で投打に渡る活躍とは言えない。三輪は高崎中学(現・群馬県立高崎高等学校)の出身。地元では「たかたか」と呼ばれる県下随一の名門校で2012年のセンバツにも出場している公立の野球名門校でもあり、福田赳夫、中曽根康弘と2名の総理大臣を輩出していることはこれまでも書いているとおりです。三輪も学業優秀の文武両道であったと推察されます。惜しくも戦死していますが、生きて戻ってきていれば恐らく戦後はフロント入りし、そうであれば阪神タイガースの歴史も違ったものとなっていたのではないかと想像できます。








                 *三輪八郎は5安打完封で無傷の6連勝。











 

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