2012年10月28日日曜日

15年 金鯱vsタイガース 5回戦



6月14日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 0 0 0 0 0 0 0 0  1 金鯱       12勝25敗2分 0.324 中山正嘉
0 0 0 0 1 1 0 1 X  3 タイガース 22勝15敗2分 0.595 若林忠志

勝利投手 若林忠志 9勝8敗
敗戦投手 中山正嘉 5勝12敗

勝利打点 伊賀上良平 1


スモールベースボール

 金鯱は初回、先頭の佐々木常助が中前打で出塁、五味芳夫が三前に送りバントを決めて一死二塁、濃人渉の遊ゴロをショート皆川定之がエラーして一死一三塁、長島進が四球を選んで一死満塁、森田実の投ゴロで三走佐々木が本封されて二死満塁、荒川正嘉が死球を受けて押し出し1点を先制する。

 復調してきた金鯱先発の中山正嘉はこの日も4回までタイガース打線を2安打無失点に抑える。

 タイガースは5回、先頭の山根実が左前打から二盗に成功、若林忠志が死球を受けて無死一二塁、藤村隆男に代わる代打森国五郎の投前バントが内野安打となり、更にピッチャー中山の悪送球の間に山根が生還して1-1の同点に追い付く。

 タイガースは6回、先頭の松木謙治郎がストレートの四球で出塁、カイザー田中義雄が送って一死二塁、伊賀上良平が中前にタイムリーを放って2-1と勝ち越す。

 タイガースは8回、先頭の松木がワンスリーから四球を選んで出塁、又も田中が送って一死二塁、松木が三盗を決めて一死三塁、伊賀上の遊ゴロの間に松木が還って3-1とリードを広げる。

 若林忠志は2回から7回まで毎回ヒットを打たれる苦しいピッチングであったが要所を締めて7安打3四球1死球2三振の完投で9勝目をあげる。7回まで毎回ヒットを打たれて7安打、すなわち1イニング1本までに抑えて連打を許さなかった。


 タイガースは三番松木謙治郎が2四球1盗塁2得点、四番カイザー田中義雄が2犠打、五番伊賀上良平が1安打2打点とクリーンナップトリオによるスモールベースボールで5安打ながら7安打の金鯱に快勝した。










        *若林忠志は7安打完投で5安打の中山正嘉に投げ勝ち9勝目をあげる。













*クリーンナップトリオがスモールベースボールを見せたタイガース打線。6回と8回は先頭の松木謙治郎が四球「BB」で歩き、カイザー田中義雄が送りバント(四角で囲ってあるのが「犠打」を表します)、伊賀上良平がタイムリーと内野ゴロで打点をあげた。













 

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