2012年6月15日金曜日

15年 イーグルスvs名古屋 1回戦


3月20日 (水) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 3 0 0 0 0 0 1 0  4 イーグルス 3勝2敗 0.600 亀田忠
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 名古屋       4勝1敗 0.800 松尾幸造 村松幸雄
勝利投手 亀田忠     2勝1敗
敗戦投手 松尾幸造 0勝1敗

二塁打 (イ)竹内、清家、谷 (名)大沢
三塁打 (イ)寺内

勝利打点 清家忠太郎 1


亀田忠2試合連続完封

 名古屋は開幕四連勝。この時の様子を大和球士著「真説 日本野球史」第三巻は「静岡県清水市のキャンプで、監督小西得郎豪語して曰く『ウチの連中ときたら、十本打たせると五本はホームランだから・・・投手を除いた全員がね・・・。あたしゃ嘘つくことは嫌いです。まあゆっくり見ていってください』」、「土つかずの小西のセリフ、『野球ほど楽しいものは、この世にございません。』」と伝えている。

 イーグルスは初回、先頭の岡田福吉が右前打で出塁、太田健一の三ゴロでランナーが入れ替わり、三番ファーストに入った長谷川重一の一ゴロで太田は二進、谷義夫の右前打で二走太田は三塁ベースを蹴ってホームを狙うがライト桝嘉一からの好返球にタッチアウト。

 イーグルスは2回、二死後竹内功が右翼線に二塁打、清家忠太郎が左前に先制タイムリー、山田潔は四球を選んで二死一二塁、トップに返り岡田の左前打で二死満塁、太田が中前に2点タイムリーを放って3点を先制する。

 名古屋は3回から先発の松尾幸造に代えて村松幸雄をマウンドに送る。

 村松の好投の前に3回~7回まで清家の二塁打1本に抑えられていたイーグルスは8回、先頭の谷が左越えに二塁打、亀田忠は左飛に倒れるが、寺内一隆が左中間を深々と破る三塁打を放って4-0とする。

 名古屋は初回、一死後石田政良が四球を選ぶが桝の遊ゴロは「6-4-3」のゲッツー。2回、3回は三者凡退。4回、先頭の村瀬の遊ゴロをファースト長谷川が落球、石田の二ゴロの間に村瀬は二進、桝が四球を選んで一死一二塁、大沢清の三ゴロをサード竹内が二塁に送球すると二走村瀬は三塁を蹴ってホームを狙う。一走桝を二封したセカンド岡田は村瀬の本塁突入を見てキャッチャー清家忠太郎に送球、「5-4-2」のダブルプレーが完成する。

 名古屋は9回、先頭の石田に代わる代打服部受弘が四球を選んで出塁、代走に木村進一を起用、桝の三ゴロは「5-4-3」と転送されてこの日3つ目のダブルプレー、大沢が左翼線にヒットを放つが吉田猪佐喜の二ゴロで大沢が二封されてゲームセットを告げるサイレンが高々と鳴り響く。

 亀田忠は2安打5四球7三振で18日のノーヒットノーランに続いて2試合連続完封勝利を飾る。亀田は無安打無得点を挟んで15回3分の1連続無失点を記録した。


 開幕から四連勝を続けてきた名古屋は今季初黒星。3回には七番三浦敏一、八番芳賀直一、九番村松幸雄が三者連続三振。ヒットは大沢清の2本だけで3併殺を記録するなど大振りが目立った。






               *亀田忠は2安打完封で2勝目をあげる。



















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