2012年4月14日土曜日

14年 イーグルスvs金鯱 10回戦


10月8日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 1 0 1 1 4 イーグルス 22勝56敗1分 0.282 亀田忠
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 金鯱       30勝48敗3分 0.385 古谷倉之助 内藤幸三


勝利投手 亀田忠      12勝23敗
敗戦投手 古谷倉之助 6勝16敗


二塁打 (イ)寺内、岩垣
本塁打 (イ)亀田 5号、木下 2号

イーグルス11連敗でストップ


 イーグルスは2回、四番ピッチャー亀田忠が左翼スタンドに第5号ホームランを放って1点を先制する。

 金鯱は3回、先頭の荒川正嘉が四球で出塁、荒川が二盗を決めて瀬井清が四球を選んで無死一二塁、トップに返り濃人渉の投ゴロは「1-5-3」と渡るがファースト菅利雄が落球、瀬井が三盗を決めて濃人が二塁に進む間に瀬井が生還して1-1の同点とする。スコアカードの記録だけでは詳しい経緯は不明です。

 イーグルスは6回、一死後岩垣二郎が右前打で出塁、太田健一は左飛に倒れるが寺内一隆が右中間に二塁打を放ち岩垣が一気にホームに還って2-1とする。

 イーグルスは8回、先頭の伏見五郎が振り逃げに生きて無死一塁、山田潔は中飛に倒れるがトップに返り岩垣が右中間に二塁打を放って一死二三塁、ここで太田がスクイズを決めて3-1とする。

 イーグルスは9回、先頭の木下政文が左翼スタンドに第2号ホームランを放って4-1とする。

 亀田忠は2安打7四球6三振1失点、自責点ゼロの完投で12勝目をあげてイーグルスの連敗を11でストップさせた。

 翌日の読売新聞は「亀田は7個の四球を出してやや乱調ではあったが、球速物凄く而も緩急を巧みに操りドロップの制御もよく、思いのままに金鯱打者の虚を突いて僅かに2本の安打を許したのみの剛健振りを示した。」と伝えている。


 8回の伏見五郎の振り逃げは捕逸によるものではなく、キャッチャーからの一塁送球が悪送球となったものです。翌日の読売新聞によると「三振した伏見が捕手落球一塁高投に生きた」と書かれています。スコアカードには「K 2’」と記録されています。通常の三振は「SO」(ストライクアウト)ですが三振ナットアウト(スリーストライク目をキャッチャーが正規に捕球できなかった)は「K」となり、「K 2-3」であればアウトですが伏見のケースは振り逃げとなります。





                 *亀田忠は2安打完投で12勝目をあげる。








               *伏見五郎の第三打席は振り逃げが記録されている。


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