2012年4月24日火曜日

14年 ライオンvs名古屋 11回戦


10月18日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 0 1 1 0 0 0  0   1   3 ライオン 29勝51敗5分 0.363 菊矢吉男 近藤久 福士勇
0 2 0 0 0 0 0 0 0  0   0   2 名古屋  31勝51敗4分 0.378 西沢道夫


勝利投手 福士勇  12勝16敗
敗戦投手 西沢道夫 5勝9敗


二塁打 (ラ)鬼頭、山本
三塁打 (ラ)山本 (名)村瀬
本塁打 (ラ)水谷 2号


山本尚敏、起死回生の三塁打
 
 ライオンは初回、先頭の好調・水谷則一が中前打で出塁、しかし坪内道則は中飛、鬼頭数雄は遊飛、本日四番に入った室井豊は中飛と凡フライを打ち上げてスリーアウトチェンジ。


 名古屋は1回裏、一死後石田政良が中前打で出塁、大沢清が右前打を放って石田は三塁に進み大沢が二盗を決めて一死二三塁、しかし菊矢吉男の力投の前に加藤正二、中村三郎が連続三振に倒れる。


 ライオンは2回、二死後井筒研一が左前打を放つが山本尚敏は三振に倒れる。


 名古屋は2回裏、一死後芳賀直一が一塁に内野安打、西沢道夫の二ゴロでランナーが入れ替わり、村瀬一三が右中間に三塁打を放って1点を先制、トップに返り桝嘉一の三ゴロをサード井筒が一塁に低投する間に村瀬が還って2-0とする。


 ライオンは3回、一死後水谷が二失に生きるが坪内は二飛、鬼頭は右飛と又も凡飛を打ち上げて無得点。4回は一死後岡本利之が左前打、西端利郎が四球を選んで一死一二塁とするが井筒の三ゴロは「5C-3」と渡ってダブルプレー。


 名古屋は3回、二死後中村が左前打で出塁、菊矢がボークを犯して二死二塁、ここでライオンはファーストの岡本利之をキャッチャーに回してキャッチャーの室井に代えて鈴木秀雄が入ってファースト、三浦敏一は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。4回は芳賀が左前打、西沢が中前打を放って無死一二塁、村瀬三振後、桝の一直に二走芳賀が飛び出してゲッツー。


 ライオンは5回、二死後水谷が右翼スタンドにホームランを放って1-2とする。


 ライオンは5回から先発の菊矢吉男に代えて近藤久をマウンドに送る。


 名古屋は5回、一死後大沢が四球で出塁、加藤の二ゴロでランナーが入れ替わり、中村の三ゴロをサード井筒がエラー、パスボール後、三浦が四球を選んで二死満塁、芳賀のカウントがスリーボールナッシングとなったところでライオンベンチは近藤から福士勇にスイッチ、近藤はストライクを二つ続けてカウントツースリー、芳賀は二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。


 ライオンは6回、先頭の鬼頭数雄が四球を選んで出塁、鈴木が送って一死二塁、岡本の二塁内野安打で一死一三塁、西端利郎の中犠飛で2-2の同点に追い付く。


 6回以降は福士勇、西沢道夫の投げ合いで10回まで両軍無得点が続く。


 ライオンは11回表、一死後西端が四球を選んで出塁、二死後山本尚敏が中越えに起死回生の三塁打を放って3-2とする。福士は11回裏、二死後加藤に四球を与え、中村に代わる代打服部受弘に左前打を許して二死一二塁、最後は三浦を三振に打ち取りライオンが接戦を制す。


 福士勇は6回3分の2を5安打2四球4三振無失点の好リリーフを見せて12勝目をあげて3連勝を飾る。


 西沢道夫は11回を完投して9安打4四球8三振。西沢は11日のセネタース戦の引分けに続いて2試合連続で延長11回を完投した。まぁ西沢は昭和17年には延長28回を完投することとなる訳ですから「何ぞこれしき」といったところでしょうが。

0 件のコメント:

コメントを投稿