2012年4月15日日曜日

14年 セネタースvsジャイアンツ 10回戦


10月8日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 1 0 1  2  セネタース    43勝32敗6分 0.573 野口二郎 伊藤次郎 苅田久徳
1 3 1 3 2 0 3 5 X 18 ジャイアンツ 58勝20敗2分 0.744 中尾輝三


勝利投手 中尾輝三 11勝4敗
敗戦投手 野口二郎 28勝16敗


二塁打 (セ)野口2 (ジ)リベラ、中尾
三塁打 (ジ)川上、平山

ジャイアンツ22安打の猛攻


 ジャイアンツは初回、二死後千葉茂が二遊間に内野安打、中島治康の右前打で二死一三塁、川上哲治が中前に先制タイムリーを放って1-0とする。

 ジャイアンツは2回、先頭の平山菊二が中前打で出塁、吉原正喜は三邪飛に倒れ平山が二盗に成功、中尾輝三が四球を選んでダブルスチール後白石敏男も四球で一死満塁、水原茂の二ゴロの間に平山が還って2-0、千葉が右前に2点タイムリーを放って4-0とする。

 ジャイアンツは3回、先頭の川上の遊直をショート柳鶴震がエラー、アチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)の右中間二塁打で無死二三塁、平山の右犠飛で5-0とする。

 セネタースは4回から先発の野口二郎をファーストに回し、ファーストの浅岡三郎がライトに入り、ライトの村松長太郎に代わって伊藤次郎が入ってピッチャー。

 ジャイアンツは4回、先頭の白石がセーフティバントを決めて出塁、一死後千葉の二ゴロを苅田久徳がエラー、中島の右前打で一死満塁、川上が右中間に走者一掃の三塁打を放って8-0とする。

 ジャイアンツは5回、先頭の吉原が左前打で出塁、中尾の左中間二塁打で吉原が快足を飛ばしてホームに還り9-0、セネタースはここで伊藤を下げてセカンドから苅田がマウンドに上る。ライトに回っていた浅岡がセカンドに入りライトには家村相太郎が入る。白石の遊ゴロを柳がお手玉して無死一二塁、水原の遊ゴロで吉原は三封、千葉の右前打で一死満塁、中島の右犠飛で10-0とする。

 ジャイアンツは6回、先頭のリベラが中前打で出塁、一死後苅田のワイルドピッチでリベラは二進、しかし吉原は遊ゴロ、中尾は中飛に倒れて初の無得点に終わる。

 セネタースは7回、先頭の織辺由三が四球で出塁、トップに返り苅田の左前打で無死一二塁、横沢七郎は一邪飛に倒れて一死一二塁、尾茂田叶の遊ゴロは白石から千葉に送球されるが千葉が落球、これを見て三塁に進んでいた織辺はホームを狙うが白球を拾った千葉からの送球にタッチアウト、野口二郎が左中間に二塁打を放って苅田が還り1点を返す。

 ジャイアンツは7回、白石がショートに内野安打、一死後千葉が右前打、中島が中前タイムリー、川上が右前タイムリー、リベラの左犠飛で3点を加えて13-1とする。

 ジャイアンツは8回、中尾が中前打、白石が左前打、水原の遊ゴロを柳がこの日3つ目のエラーで無死満塁、千葉は押出し四球、中島は左犠飛、川上哲治の右前打で一死満塁、リベラは三邪飛に倒れるが平山が右中間に走者一掃の三塁打を放って18-1として止めを刺した。

 セネタースは9回、先頭の横沢が四球で出塁、一死後野口の左翼線二塁打で一死二三塁、浅岡の三塁内野安打で1点を返すが焼け石に水。

 中尾輝三は8安打8四球5三振の完投で11勝目をあげる。


 ジャイアンツは4回の川上と8回の平山が満塁走者一掃の3点タイムリー三塁打を放つなど、22安打で18得点の猛攻を見せた。白石敏男が5打数3安打5得点、千葉茂が5打数4安打4得点3打点、中島治康が4打数3安打2得点3打点2犠飛、川上哲治が6打数4安打2得点5打点、平山菊二が5打数3安打1得点4打点と5人が猛打賞。優勝に向けて勢いが付いてきた。






             *22安打18得点の猛攻を見せたジャイアンツ打線。



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